200億円超の大型補強を行なったマンチェスターの2大クラブが筆頭候補か。
昨シーズンのプレミアリーグは、イタリア人指揮官のアントニオ・コンテに率いられたチェルシーが、年間30勝というリーグ史上最多勝利を記録するなど、圧倒的な強さを見せつけての戴冠を果たし、幕を閉じた。
来る新シーズンに向けても、プレミアリーグの各クラブはテコ入れに余念がない。とりわけ、オーナーの融資や放映権料など潤沢な資金力を後ろ盾にスター選手を矢継ぎ早に獲得する上位チームは、開幕前から注目を集めている。
ここでは、優勝争いやチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権に絡んできそうなチームの補強動向とプレシーズンの内容から、2017-18シーズンのプレミアリーグを占っていきたい。
今夏の移籍市場において、他のメガクラブを凌ぐ補強を展開しているのは、間違いなくマンチェスターの2クラブだと言える。その凄さは、ユナイテッドの1億3974万ポンド(約202億6230万円)、シティの2億4430万ポンド(約295億8000万円)という、ここまで費やした額からも窺える。
昨シーズンはプレミアリーグで6位に終わり、就任2年目を迎えた指揮官のジョゼ・モウリーニョの下、捲土重来を期するマンチェスター・Uの今夏の補強は、適材適所といった印象を受ける。
市場の開幕早々にベンフィカからスウェーデン代表の若手DFであるビクトル・リンデロフを引き抜くと、チェルシー復帰が濃厚とされていたエバートンのロメル・ルカクを昨夏のポール・ポグバに続く100億円超えとなる7200万ポンド(約104億4000万円)で強奪した。
さらに7月31日には、モウリーニョが「大歓迎する」と加入を喜んだチェルシー時代の教え子、ネマニャ・マティッチ(←チェルシー)を獲得。課題としていたボランチの補填にも成功した。そんなセルビア代表MFは、8月3日のサンプドリアとの練習試合でさっそく先発起用され、申し分ないプレーを披露している。
そして今夏一番の大金をつぎ込んだルカクも、プレシーズンマッチでは6試合3ゴールの記録。モウリーニョ監督が「プレーに満足している。彼はチームプレーヤーだね」と語るほど、チームに問題なくフィットしている。
一方のマンチェスター・Cは、ライバル以上の補強を敢行。ジョゼップ・グアルディオラ体制2年目での覇権奪回を狙っている。
とりわけ目を引くのは守備の大刷新だ。パブロ・サバレタやアレクサンダル・コラロフなど4人のSBを放出した代わりに、トッテナムからカイル・ウォーカーを英国人史上最高額の5000万ポンド(約70億円)で獲得し、その翌週にはモナコのバンジャマン・メンディをDF史上最高額5200万ポンド(約75億4000万円)で加えた。
そのほか、ブラジル人のエデルソン(←ベンフィカ)とダニーロ(←R・マドリー)を加え、マンチェスター・Cは守備陣だけで総額1億5165万ポンド(約219億8900万円)という破格の投資を行なっている。
昨シーズンのマンチェスター・Cは、グアルディオラの志向する超攻撃的サッカーという「理想」を追い求めた結果、守備陣の実力不足という「現実」にぶつかった。
しかし、指揮官が求める人材を加え、守備の強化を行なったプレシーズンでは、3-5-2や4-3-3、4-4-2など複数のシステムを試合中に可変的に試すなど、グアルディオラの脚色も強みを増し、チームもその「理想」に適応してきている印象を受ける。
また、モナコからベルナルド・シウバを迎えた攻撃陣も、セルヒオ・アグエロ、ガブリエウ・ジェズス、ダビド・シルバ、ケビン・デ・ブルイネなど手駒は十二分に揃っている。攻守が嚙み合えば、ライバルを一気に引き離すことも可能だろう。
8月12日についに開幕!
大型補強連続で、予測不可能なプレミアリーグを見逃すな!
来る新シーズンに向けても、プレミアリーグの各クラブはテコ入れに余念がない。とりわけ、オーナーの融資や放映権料など潤沢な資金力を後ろ盾にスター選手を矢継ぎ早に獲得する上位チームは、開幕前から注目を集めている。
ここでは、優勝争いやチャンピオンズ・リーグ(CL)出場権に絡んできそうなチームの補強動向とプレシーズンの内容から、2017-18シーズンのプレミアリーグを占っていきたい。
今夏の移籍市場において、他のメガクラブを凌ぐ補強を展開しているのは、間違いなくマンチェスターの2クラブだと言える。その凄さは、ユナイテッドの1億3974万ポンド(約202億6230万円)、シティの2億4430万ポンド(約295億8000万円)という、ここまで費やした額からも窺える。
昨シーズンはプレミアリーグで6位に終わり、就任2年目を迎えた指揮官のジョゼ・モウリーニョの下、捲土重来を期するマンチェスター・Uの今夏の補強は、適材適所といった印象を受ける。
市場の開幕早々にベンフィカからスウェーデン代表の若手DFであるビクトル・リンデロフを引き抜くと、チェルシー復帰が濃厚とされていたエバートンのロメル・ルカクを昨夏のポール・ポグバに続く100億円超えとなる7200万ポンド(約104億4000万円)で強奪した。
さらに7月31日には、モウリーニョが「大歓迎する」と加入を喜んだチェルシー時代の教え子、ネマニャ・マティッチ(←チェルシー)を獲得。課題としていたボランチの補填にも成功した。そんなセルビア代表MFは、8月3日のサンプドリアとの練習試合でさっそく先発起用され、申し分ないプレーを披露している。
そして今夏一番の大金をつぎ込んだルカクも、プレシーズンマッチでは6試合3ゴールの記録。モウリーニョ監督が「プレーに満足している。彼はチームプレーヤーだね」と語るほど、チームに問題なくフィットしている。
一方のマンチェスター・Cは、ライバル以上の補強を敢行。ジョゼップ・グアルディオラ体制2年目での覇権奪回を狙っている。
とりわけ目を引くのは守備の大刷新だ。パブロ・サバレタやアレクサンダル・コラロフなど4人のSBを放出した代わりに、トッテナムからカイル・ウォーカーを英国人史上最高額の5000万ポンド(約70億円)で獲得し、その翌週にはモナコのバンジャマン・メンディをDF史上最高額5200万ポンド(約75億4000万円)で加えた。
そのほか、ブラジル人のエデルソン(←ベンフィカ)とダニーロ(←R・マドリー)を加え、マンチェスター・Cは守備陣だけで総額1億5165万ポンド(約219億8900万円)という破格の投資を行なっている。
昨シーズンのマンチェスター・Cは、グアルディオラの志向する超攻撃的サッカーという「理想」を追い求めた結果、守備陣の実力不足という「現実」にぶつかった。
しかし、指揮官が求める人材を加え、守備の強化を行なったプレシーズンでは、3-5-2や4-3-3、4-4-2など複数のシステムを試合中に可変的に試すなど、グアルディオラの脚色も強みを増し、チームもその「理想」に適応してきている印象を受ける。
また、モナコからベルナルド・シウバを迎えた攻撃陣も、セルヒオ・アグエロ、ガブリエウ・ジェズス、ダビド・シルバ、ケビン・デ・ブルイネなど手駒は十二分に揃っている。攻守が嚙み合えば、ライバルを一気に引き離すことも可能だろう。
8月12日についに開幕!
大型補強連続で、予測不可能なプレミアリーグを見逃すな!