現在28歳のマティッチは、2006年に母国リーグのコシチェでプロデビュー。2009年夏にチェルシーへ加入するも出場機会に恵まれず、翌年夏にフィテッセへレンタル移籍。2011年1月にはダビド・ルイスの獲得オペレーションに含まれる形でベンフィカへと完全移籍した。
そのベンフィカで再浮上し、14年1月にはジョゼ・モウリーニョの希望もあってチェルシーに買い戻される。2度のプレミアリーグ優勝(14-15、16-17)に貢献した。
今夏はそのモウリーニョ監督がマンチェスター・Uへの引き抜きを画策するも、マンチェスター・UがFWロメル・ルカク(←エバートン)を強奪したことでチェルシーとの交渉が難航。一時はライバルであるインテルやユベントスが有利との声もあったが、結局は4000万ポンドを積んで獲得をまとめ上げた。
マンチェスター・U就任2年目でプレミアリーグ戴冠を至上命題に掲げるモウリーニョ監督にとって、攻守でハイクオリティーな教え子は、喉から手が出るほど欲しかったはず。実際、指揮官はクラブ公式サイトで次のようにコメントしている。
「マティッチはマンチェスター・Uとモウリーニョの選手になった。彼はサッカー選手に必要な忠誠心、一貫性、野心、チームプレーのすべてを備えている。ウチの選手とサポーターが彼を愛してくれると確信している。新しい31番を大歓迎する」
また、マティッチ自身も、「マンチェスター・ユナイテッドに加入できてとても嬉しい。この素晴らしいクラブで新たな歴史を作り上げたい。新しいチームメイトと会って、一緒にトレーニングすることが待ちきれないよ」と語っている。
なお、マンチェスター・Uにとってマティッチは、DFヴィクトル・リンデロフ(←ベンフィカ)とルカクに続く今夏3人目の補強となる。
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