プロもファウルで止めるほど! J1川崎が追跡する“ジャイキリ”筑波大の超絶ドリブラー

カテゴリ:大学

竹中玲央奈

2017年07月13日

元G大阪コーチの指揮官も「J1で通用する」と絶賛。

ドリブルで敵陣を突破する三笘。その能力の高さはJクラブでのコーチ経験がある小井土監督も認めるところだ。写真:猪野史夏

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「J1で通用するのは、三笘のドリブル。あとは、中野誠也の得点力かなと」
 以前、小井土監督に「今季の筑波大のタレント力」について聞いたことがあるのだが、そこで返ってきた答えがこれだった。清水とG大阪、それぞれで長谷川健太監督の補佐官としてJ1を戦ってきた経験のある小井土監督が、チーム最大の武器と認めている。
 
 サッカーで90分のうちに選手がボールを扱う時間は2~3分とはよく言われているものだが、その決して長くはない時間のなかで強烈なインパクトを生み出せるのが三笘のドリブルだ。
 
「ボールを持つということに対して自信はすごくある」と本人が語るように、狭い局面でも受けることを怖がらず、受けた瞬間にゴールまでの道筋を見つけて一心不乱に駆け上がる。相手DFに間合いを詰める隙を与えず、数的不利の状況でも敵と敵の中間地を縫っていく。
 
 仙台戦の1点目に、その彼“らしさ”が象徴されていた。ひとたび前向きにスピードアップできるスペースを与えてしまえば、三笘にとってゴール前まで入り込むことは容易い。3回戦の福岡との試合でも途中出場し、自陣から駆け上がってゴール前で相手のファウルを誘うプレーがあったが、プロ相手でも脅威となるこの武器は、アマチュアレベルでは突出している。
 
 この天皇杯で、Jクラブとの対戦を楽しみにしていた三笘は、「自分の名を広めるためにも良い機会」と語り、そして見事に仙台戦で有言実行を果たした。
 
 大きな野心を秘めるこのアタッカーの名前を覚えておいて、絶対に損はないだろう。次の4回戦でも、格上相手にその魅力を発揮してくれるに違いない。
 
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)

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