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【仙台】浸透するポゼッションスタイル、しかし勝点は「0」。指揮官が明かす、わずかに足りない“差”とは

カテゴリ:Jリーグ

志水麗鑑(サッカーダイジェスト)

2017年07月03日

勝点を積み重ねるために埋めたい、わずかな“差”。

勝点0というジレンマを抱えながらも、指揮官は後半戦を見据える。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 しかし、奪った勝点は「0」。選手たちは最後の失点を悔やみ、結果も求めていきたいと話した。
 
 結果が出なければ、普通はスタイルの変更も頭をかすめる。しかし、渡邉監督にその考えは毛頭ない。「悲観をするつもりはない。失点を減らすために、守ってカウンターやろうという気持ちもさらさらない」
 
 では、スタイルを継続したうえで、勝点を積み上げるために何が足りないのか。渡邉監督はわずかな“差”という言葉を用いて説明する。
 
「ちょっとの差だと思う。技術的なミスだったり、ポジションを取る遅さのミスだったり、判断のミスだったりがひとつふたつ重なるとカウンターを受ける。そのちょっとの差が我々には非常に重くのしかかっていて、そのちょっとの差を埋めていかない限り、勝点を積み上げられない」
 
 シーズン折り返し時点で、勝点21の12位。いまは結果が伴わないジレンマを抱えるが、積み重ねたスタイルを信じ、指揮官は後半戦を見据える。
 
「まだまだ伸びしろがあるし、チャンスを多く作れるし、変な(ボールの)失い方をしなくても済む。いま、やっているものをもっともっと研ぎ澄まして、勝点3をとれるように、ちょっとの差を埋められるように、日々のトレーニングに励みたい。素晴らしい雰囲気を作ってくれたサポーターに何とか勝点3を届けたい。どうかサポーターの皆さんにももうひと踏ん張り信じて頂いて、残り後半の半分、ついてきてほしい」
 
 G大阪との激闘を終えたユアテックスタジアムには、仙台サポーターの拍手が響き渡っていた。選手・監督・サポーターが、ポゼッションスタイルのもと一丸となった仙台の後半戦に期待したい。
 
取材・文:志水麗鑑(サッカーダイジェスト編集部)
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