ドンナルンマが相次ぐ“攻撃”で涙を流す…「本人の希望はミラン残留」と義兄が明かす

カテゴリ:メガクラブ

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月22日

「最近は毎日悲しそうな目をしている…」と義兄。

今年3月のユベントス戦では、エンブレムにキスをしてミラン愛を強調したドンナルンマ。復縁はあるのか? 写真:Alberto LINGRIA

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 しかし、年俸500万ユーロ(約6億円)という18歳にしては破格の契約延長を断わり、レアル・マドリーやマンチェスター・U、パリSGなどそれ以上のオファーが可能なメガクラブ移籍が囁かれたことで、サポーターはドルと名字にかけて「Dollarumma」とドンナルンマを守銭奴扱いしている。パオレッティ氏は「あれだけ若いし、ジージョのキャリアはまだこれからだ。彼は金のことを考えていない」と強調する。
 
「旅行するのも今では怖くて、今持っている金の使い方すら知らないんだよ」
 
 U-21欧州選手権に参戦中のドンナルンマと毎日ビデオ通話をしているというパオレッティ氏は、大会初戦でミラン・ファンから抗議された選手が涙を浮かべていたと明かす。
 
「最近は毎日悲しそうな目をしていて辛い。涙を浮かべながら『言われなくめった打ちにされているよ』と言っていた。あんな彼を見るのはつらいよ……」
 
 ただ、ミラン・サポーターがドンナルンマを批判するのは、わずか3か月前にユニホームのエンブレムにキスをするほど、クラブへの愛を強調していたからだとの声もある。しかし、パオレッティ氏は「彼の年齢で、たった1年半レギュラーだっただけで、バンディエーラ(旗頭)扱いするのは重荷すぎる」と、ドンナルンマに新たなシンボルを見出そうとしたのは早計だったと指摘した。
 
 そのうえで、パオレッティ氏は「ジージョはミランをすごく大事に思っている」とコメント。「私は、クラブが対話への扉を開ければ、彼らの関係が終わらなければいけない理由はないと思う」と、ドンナルンマとミランが和解する可能性はあると述べた。
 
「私は、愛がすべてに勝ると考えたい。ただ、双方が愛していることが必要だ」
 
 たしかに、ミランのマルコ・ファッソーネCEOはドンナルンマとの再交渉を仄めかしている。イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ファン・クラブのメンバーたちも再び歩み寄る用意があるようだ。
 
 だが同時に、彼らはライオラ代理人との決別を求めている。21日に行なわれたU-21欧州選手権のチェコ戦でも、「心にミランがあるなら代理人を変えろ」という横断幕が掲げられた。ドンナルンマはそれを見て何を思ったのだろうか。
 
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