柴崎岳の「決勝アシスト」をスペイン各メディアはどう切り取り、どう称えたのか

カテゴリ:海外日本人

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月22日

「ヘタフェにとってその存在は悪夢だった」。

2試合連続で大仕事をやってのけた柴崎。リスタートキッカーの1番手を担う。(C)Getty Images

画像を見る

 昇格プレーオフ決勝(第1レグ)の大一番で決勝点をお膳立てし、攻守両面で異彩を放った柴崎岳。一夜明けてスペイン国内の各メディアがマッチレポートを掲載し、テネリフェが1部昇格に王手をかけたヘタフェ戦を一斉に報じた。
 
 その第1レグの決勝点は22分、柴崎の右足から生まれた。右CKから鋭いスライダー回転のかかったボールを供給し、中央で待ち構えたDFホルヘ・サンエスの頭にドンピシャで合わせたものだ。各媒体はホルヘをフリーにしたヘタフェDF陣の緩慢な対応を指摘しつつ、柴崎のクロスボールの質についても言及した。
 
 ここでは、各メディアが“GAKU”の決勝アシストをどう切り取り、どんな表現で伝えたのかをまとめてみた。なかなか違いが見えて面白い。
 
「ミリ単位の正確さ。ほか(ゴールシーン以外)でもプレースキックの質は高かった」──『as』紙
 
「よくコントロールされたCK」──『EL PAIS』紙
 
「非の打ちどころがない素晴らしい弾道」──『MARCA』紙
 
「このゲームでもっとも“読めない”男が放ったCK。ヘタフェにとってその存在は悪夢だった」──『SPORT』紙
 
「完璧な精度で、ヘタフェ守備陣は対応できなかった」──『cadenaser.com』
 
「ホルヘのゴールは彼(がキッカー)でなければ生まれなかっただろう」──『eldorsal.com』
 
「抜群のタイミングでホルヘの頭に到達。今日も“違い”となった」──『deporpress』紙
 
 さらに地元メディアの『eldorsal.com』は、「試合を重ねるごとにガクへの警戒は強まっているが、何食わぬ顔でプレーし、まるで質が落ちていない。第2レグでもキーマンになるのは間違いなく、ブランキアスーレス(青と白の意で、テネリフェの愛称)に栄光をもたらすだろう」と、期待を寄せた。
 
 昇格プレーオフ決勝、運命の第2レグは、日本時間の6月25日午前4時キックオフだ。

【PHOTO】日本代表戦の美女サポーターたち
【関連記事】
テネリフェに行ってみて分かった、柴崎岳のリアルな現地評「彼は最重要人物かもしれない」
「なんて良質な日本人選手!」決勝アシストの柴崎岳をスペインメディアが絶賛!
【黄金世代】第3回・小笠原満男「衝撃のオノシンジ」(#2)
地元メディアが柴崎岳に採点「9」!「ボールを持てば常に高質なテクニックを披露」
柴崎岳を欧州老舗メディアがベタ褒め「ガクは完璧なまでにクールな、ピッチの支配者だ」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ