「ライオラを切れ!」の大合唱!ドンナルンマとの和解に扉を開くミラン・ファン

カテゴリ:移籍情報

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年06月20日

ミラン最大のウルトラスも声明を出す。

ドンナルンマ(左)の契約延長問題で槍玉に挙がるライオラ(右)。ポグバやイブラヒモビッチも顧客に持つ敏腕だが、以前から強引過ぎる手法には批判が絶えない。(C)Getty Images

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 ミランのマルコ・ファッソーネCEOは、契約延長交渉が決裂した守護神ジャンルイジ・ドンナルンマについて、再び話し合う用意があると明かした。「裏切り者」と罵倒していたサポーターは、どう考えているのだろうか。
 
 現地時間6月15日のミランとミーノ・ライオラ代理人との会談で契約延長交渉が決裂したドンナルンマ。現行契約は2018年6月までのため、早ければ今夏、遅くとも来夏の移籍が有力となり、現在はレアル・マドリー、マンチェスター・U、パリSG、ユベントスなどが新天地候補に挙がっている。
 
 年俸500万ユーロ(約6億円)という18歳にとっては破格の新契約オファーを断わって以降、ミラン・サポーターは名前とドルをもじった「Dollarumma」というハッシュタグを作り、ポーランドで開催中のU-21欧州選手権でもドンナルンマに偽ドル札を投げつけるなど、選手への怒りを隠していない。
 
 18日に「守ってくれなかった」とクラブを批判したライオラ代理人は、ドンナルンマ本人が「悲しみ」を覚えていると明かした。そのライオラ代理人が“戦犯”だと訴えるファッソーネCEOも、「今でも彼が決定に納得しているとは思っていない」と、選手自身はミラン残留を望んでいるはずだと主張した。
 
 では、ドンナルンマがミランと再び歩み寄る可能性はあるのだろうか。ライオラ代理人は「ノーはノーのまま」と厳しい展望を強調しつつ、「連絡があれば話を聞く義務がある」と扉を開けた。ファッソーネCEOは「我々には再び話し合う用意がある」と、より明確に再接近の可能性を口にしている。
 
 ミラン・サポーターの中でも、つい最近まで相思相愛だったドンナルンマに再考を期待する声が多いようだ。ただ、彼らがこぞって求めているのが、ライオラ代理人との決別だ。
 
 ミラン最大のウルトラス(熱狂的サポーター)集団である『クルヴァ・スッド』は19日、「まだやり直す可能性はあると信じている。だが、それはもはや、イメージを損ねて傷つけようと後押しする者を排除するか次第だ」という声明を発表。明確にライオラ代理人との“縁切り”を求めた。
 
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