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【コラム】バルサ新監督の要注目は「戦術家」としての手腕。MSNを活かしながらいかに守備力を上げる?

カテゴリ:メガクラブ

工藤拓

2017年06月17日

監督が出せる独自色などたかが知れている。

このMSNは絶対的存在。その中でいかにして攻守のバランスを取るか。(C)Getty Images

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 これらのクラブを経て柔軟な采配力を身につけて来た彼のこと、バルサのスタイルに適応することに大きな問題はないだろう。現役時代にヨハン・クライフの下で2シーズン学んだ経験も、プラスになるはずだ。誰もが「普通の人」と評する飾らない性格から、ロッカールームの重鎮たちとも良い関係を築けるに違いない。
 
 問題は攻撃面でリオネル・メッシ、ルイス・スアレス、ネイマールというMSNの能力を最大限に生かしながら、課題の守備力向上をどのように実現するかだ。前線の南米トリオが不動な現状、残る7人のフィールドプレーヤーをどう並べるかの選択肢は限られている。もちろんポゼッションベースのプレースタイルは不可侵。その意味では監督が出せる独自色など、たかが知れていると言える。
 
 16-17シーズンの主要タイトルはコパ・デル・レイのみに終わっただけに、1年目からリーガ・エスパニョールとCLでの覇権奪回も期待される。
 
 こうした条件の下、これまで至ってシンプルな采配しか見せてこなかったバルベルデは、どのような解決策を提示するのか。初挑戦となる世界的メガクラブでは、これまで目立たなかった戦術家としての才能が問われることになる。
 
文:工藤拓
 
 
【著者プロフィール】
1980年、東京都生まれ。桐光学園高、早稲田大学文学部卒。三浦知良に憧れて幼稚園からボールを蹴りはじめ、TVで欧州サッカー観戦三昧の日々を送った大学時代からフットボールライターを志す。その後EURO2004、W杯ドイツ大会の現地観戦を経て、2006年よりバルセロナへ移住。現在は様々な媒体に執筆している。
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