【総体】驚異のU-19日本代表FW、安藤瑞季がトゥーロンで体感した「世界との差」

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2017年06月08日

「ゴール前ではもっと怖さと迫力を出せる選手にならないといけない」。

2017年高校サッカー界の超目玉だ。明日の長崎決勝(長崎日大戦)に勝利し、全国への扉を開けるか。写真:川端暁彦

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 トゥーロン国際トーナメントではイングランド戦で見事なゴールを決めたものの、「決めるところで決め切れないし、最後は守り切れない。いい試合はするのに勝てない日本の悪いところが出てしまった」と、課題を痛感した。特にあらためて外国勢と差を感じたのは、「とにかくゴール前の部分」だと話す。
 
「イングランド代表のボランチとか観ていても、けっこうプレーは雑なんですよ。日本のほうが器用で巧いと思います。でも、ゴール前の守備では絶対にやらせないという感じで身体を張って防いでくるし、攻めに出るとすごい迫力を出してくる。日本は守備でもっともっと戦わないといけないし、自分もゴール前ではもっと怖さと迫力を出せる選手にならないといけない」
 
 欧州の大会を通じて高校ナンバーワン・ストライカーの目線はまた少し高くなったように見える。どこと当たってもハードマークに遭うのは避けられそうにないが、この男ならばその激しい守備を逆に成長の糧とし、さらなる飛躍を遂げていくに違いない。
 
取材・文:川端暁彦
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