【総体】石川が誇る超名門は、あの歴史的敗北からいかにして這い上がったのか

カテゴリ:高校・ユース・その他

森田将義

2017年06月06日

受け継がれていく絶対王者のDNA。

県決勝でチームを勢いづける先制点を奪った高岸(8番)。「あの負けによって、当たり前なんてないってことをチーム全体で知らされた」と語る。写真:森田将義

画像を見る

「勝てたことは良かったけど、内容はまだまだ。もっと点が取れたと思うし、自分たちのミスからカウンターを受ける場面が大会を通じて何回もあった」
 
 敷田がそう反省したように、まだまだ改善の余地はあるが、「対人のところで戦うという強さは、昨年の先輩から教えてもらった部分」(高岸)と、星稜らしさが見受けられた点など収穫も少なくない。
 
 昨年の選手権予選後、高岸は昨年の主将だったGK高橋謙太郎(現・東京学芸大)から「頼むぞ」と声をかけられ、「短い言葉だけど、気持ちをすごく感じた」という。
 
 選手権の連続出場は途絶えたものの、先輩たちの想い、そして絶対王者・星稜のDNAはしっかりと今年のチームに受け継がれている。“当たり前”である全国の舞台に戻った彼らが、どんな戦いを見せてくれるのか。宮城での本大会がいまから楽しみでならない。
 
取材・文:森田将義(フリーライター)
 

インターハイは6年連続の出場。昨年の本大会は3回戦敗退に終わった。上位進出を期す。写真:森田将義

画像を見る

【関連記事】
【総体・出場校一覧】月曜日の結果を速報! 青森山田、星稜、遠野など強豪校が続々と本大会へ
【総体】湘南ベルマーレが認めた市立長野のエース、新井光はなにがスゴイのか
進境著しい日体大柏高校を率いるのは、元レイソル&日本代表のあのプリンスだった
いきなり欧州挑戦も!? Jスカウトが争奪戦を繰り広げるU-17日本代表の大器
【高円宮杯】中村駿太が明かした電撃移籍の真相。「このままじゃトップに上がれない」

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2026年1月号
    12月12日(金)発売
    [特集]
    9年ぶりのJリーグ制覇
    鹿島アントラーズ
    鬼木体制で果たした「王座への帰還」
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2026年1月1日号
    12月18日(木)発売
    [特集]
    2026北中米ワールドカップ
    選手名鑑&出場国ガイド
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 第104回大会 選手名鑑
    12月10日発売
    高校サッカーダイジェストVol.43
    第104回全国高校サッカー選手権大会
    選手権名鑑
    出場48チーム
    1440選手の顔写真&プロフィールを徹底網羅!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ