【清水】「俺は思い上がっていた…」富山での意識改革から清水の新10番へ。白崎凌兵の進化は終わらない

カテゴリ:Jリーグ

安藤隆人

2017年05月14日

「1シーズン出続けることで気付いたことがたくさんあった」

2013年は富山へ武者修行のレンタル移籍。ここで重要なことに気付いたと語る。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

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 富山で白崎は、自分に欠けていた重要な要素に気付くことができたのだ。
 
「チームとして戦うことの重要性を感じた。そこで富山に行って、その大切さを知って、使い続けてもらって、『もっと期待に応えたい』という想いが強くなった。それで富山に行ったシーズン(2013年)の半年間で、5、6点取れた。次の年は残念な1年になってしまったけど、いろんなチームの流れ、1シーズンを出続けることで気付いたことがたくさんあったんです。その気付きから自分を見つめ直したら、『俺はなんて思い上がっていたんだろう』って……」
 
 チームを勝利に導くためのハードワークがろくにできていないのに、自分のことばかり主張をしていたことに気が付いた。2015年に清水に復帰すると、FWではなくサイドハーフとして起用されるようになった。
 
 なぜFWではなかったのかといえば、白崎は富山での意識変化によって、攻守において流れに関わり続けられる力と、スプリント力を身につけたからである。献身的な守備を見せながらも、ゴールへの意欲は失わず、チャンス虎視眈々と狙う。このシーズンでは1試合当たりの走行距離で4度のリーグ最長を記録するなど、無尽蔵のスタミナと献身性を発揮した。
 
 2016年はこのプレースタイルでブレイクの時を迎えた。攻守において左サイドを制圧すると、J2での1年だったが、リーグ35試合に出場し、チーム最多のスルーパスを出し、7アシストを記録。持ち前のストライカーとしての本能も目覚め、自らも8得点をマーク。
 
 今年は10番を背負い、これまで同様に不動の左サイドのマイスターとして、J1の舞台で存在感を存分に発揮している。
 
「いろんなプレーができるようになった。ヘッドもそうだし、守備もそうだし、走ることもそう。いろんなことができるようになったなかで、じゃあ、そこからもう一歩ステップアップするためには、そういうプレーをしながら、自分の強みをどこまで多く出せるか。これが自分に課せられたものだと思います」

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