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【名古屋】辛くも引き分けた京都戦、闘莉王&オリスの"ズルい2トップ"以上に注意すべきだったのは?

カテゴリ:Jリーグ

今井雄一朗

2017年05月04日

「ロビンに感謝です」という櫛引の感想は、チームの総意と言える。

 特にひとつ、ふたつとつないでリズムを刻み出した次のパスで相手に渡るパターンが多く、攻撃がノッキングする場面は数えきれなかった。
 
 田口泰士や和泉竜司らボランチの選手が懸命にボールを回収し、最終ラインも前目のカバーリングでフォローしていたが、潜在的なカウンターの脅威は90分を通して名古屋にストレスをかけていた部分だ。高さに苦しめられたように見えた試合も、実相としては自滅に近い感覚だったわけである。
 
 最後はシモビッチのゴールで勝点1をもぎ取った名古屋だが、ボールは持てても主導権は握られているような試合に笑顔は少なかった。内容が悪くとも最低限の結果を残すあたりはチームの底力を感じる部分でもあるが、ミス連発で陥った悪循環ではひとり相撲と言えなくもない。
 
「本当にロビン(シモビッチ)に感謝です」という櫛引の感想は、これ以上なくシンプルな、名古屋としてのゲームの感触を表すもの。ハイプレスではなかった相手に自らミスを連発したことは、高さ対策よりもまず手を付けるべき課題だったのではないだろうか。
 
取材・文:今井雄一朗(フリーライター)
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