抜群の攻守のパランスで中盤を構築する佐藤と中里。
「後半はちょっと余裕を持ってプレーする状況ができたので、その分オフェンスのところでも貢献できたのかなと思います。 あそこ(中央)でリズムが作れればこっちの流れになるというのは分かった」(中里)
もともとボールを引き出し、はたいて展開することに長けたこのふたりが前向きに持つことができれば、必然的にチャンスは広がる。象徴するのが1点目と3点目の佐藤のプレーで、それぞれイバとジョン・チュングンが突破に至る前段階のパスだ。何気ないプレーに見えるが、「ここからは自分で仕掛けて取ってこい!」というようなメッセージがこもった、ボールスピードも落としどころも完璧なパスだった。
その佐藤を活かすため、中里はバランス感を考えながら黒子として「後ろに重きをおきながら」サポートをしているという。関係性も抜群だ。ちなみに、先に述べた中里のFKの裏では佐藤がひたすら「打て打て」と連呼していたらしい。
1歳違いの両者は、大学を卒業して横浜FCにやってきた“生え抜き”的な存在だ。サポーターの期待も大きいこのふたりが、10年ぶりの昇格を目指すチームのキーマンとなるのは、間違いないだろう。横浜FCは、イバだけのチームではない。
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)
もともとボールを引き出し、はたいて展開することに長けたこのふたりが前向きに持つことができれば、必然的にチャンスは広がる。象徴するのが1点目と3点目の佐藤のプレーで、それぞれイバとジョン・チュングンが突破に至る前段階のパスだ。何気ないプレーに見えるが、「ここからは自分で仕掛けて取ってこい!」というようなメッセージがこもった、ボールスピードも落としどころも完璧なパスだった。
その佐藤を活かすため、中里はバランス感を考えながら黒子として「後ろに重きをおきながら」サポートをしているという。関係性も抜群だ。ちなみに、先に述べた中里のFKの裏では佐藤がひたすら「打て打て」と連呼していたらしい。
1歳違いの両者は、大学を卒業して横浜FCにやってきた“生え抜き”的な存在だ。サポーターの期待も大きいこのふたりが、10年ぶりの昇格を目指すチームのキーマンとなるのは、間違いないだろう。横浜FCは、イバだけのチームではない。
取材・文:竹中玲央奈(フリーライター)