【鳥栖】誰もが欺かれたFW起用。イタリア人指揮官の鋭い眼力が導いた決勝弾

カテゴリ:Jリーグ

荒木英喜

2017年04月23日

激化するFWのポジション争いが指揮官に多くの選択肢をもたらす。

決勝点を挙げたチョ・ドンゴン。トレーニングでの好調ぶりから先発に抜擢された。(C) J.LEAGUE PHOTOS

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 指揮官は、チョ・ドンゴンの起用について、さらにこう付け加えた。
「戦術的な理由で、奪ったら縦に真ん中を一気に崩したいという狙いもありましたので、彼のプレーの特長がすごく生きる試合だと思っていました」

 フィッカデンティ監督は神戸の守備を分析した上で、2日前のフォーメーション確認では先発組に入れなかったチョ・ドンゴンを起用。狙いどおりの戦いで勝点3を手にしたのだ。

 彼に加え、冒頭で触れた田川、さらにはビクトル・イバルボ、開幕戦から3試合先発を務めた富山貴光、そして今季まだ出場こそないが豊田と抜群のコンビネーションを見せる池田圭と、FW陣にはそれぞれ特長の違う選手がいる。当然、エースの豊田もうかうかしていられない。しっかりと結果を出しているFWが多いぶんポジション争いは激化している。
 
 どの相手にどんなFWの組み合わせを起用するのか。フィッカデンティ監督の戦術眼と洞察力に基づいたFW起用が鳥栖浮上の鍵となりそうだ。
 
取材・文:荒木英喜(フリーライター)
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