トッテナムの逆転優勝はあり得るか?
トッテナムは次節以降、スウォンジー、ワトフォード、ボーンマスと下位勢との3試合が続くため3戦全勝も現実的だ。一方のチェルシーの次からの3連戦には手強いマンチェスター勢との2試合が含まれている。
仮に4月5日のマンチェスター・C戦で連敗を喫し、続く敵地でのボーンマス戦でもポイントを落とすようなことがあれば、トッテナムに2ポイント差以下に詰め寄られた状態でオールド・トラフォードでのマンチェスター・U戦を迎えるという、チェルシーにとって危機感絶大なシナリオとなる。
もちろん、チェルシーが次節で即座に立ち直れば、再び優勝争いは「事実上終了」となるはずだ。その31節で相対するマンチェスター・Cは、指揮官のジョゼップ・グアルディオラがすでに優勝を諦め、来シーズンに向けた大幅梃入れを意識し、チャンピオンズ・リーグ出場権(4位以内)確保に注力している感もある。
4月2日のアーセナル戦(△2-2)後の「首位を狙うのは難しい」というグアルディオラの発言もさることながら、3位でも9ポイント差として直接対決前にチェルシーを威圧する絶好の機会となった一戦で、引き分けでも仕方ないと思わせる後半の戦いぶりがそう感じさせた。
あくまで筆者は、やや控え目に「優勝争い再開か?」との見出しを打った『サンデー・タイムズ』紙と同感である。しかし、攻撃的なマンチェスター・Cとの大一番でチェルシーが負けるようなことがあれば、さすがの同紙も疑問符抜きで「レースの再開」を告げるはずだ。
しかも、残り8試合のホームストレッチで、指揮官からして鼻息の荒いトッテナムのみならず、指揮官が冷めているマンチェスター・Cをも含む三つ巴の争いが予想できる。果たして結果は如何に?
文:山中忍
【著者プロフィール】
やまなか・しのぶ/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。
仮に4月5日のマンチェスター・C戦で連敗を喫し、続く敵地でのボーンマス戦でもポイントを落とすようなことがあれば、トッテナムに2ポイント差以下に詰め寄られた状態でオールド・トラフォードでのマンチェスター・U戦を迎えるという、チェルシーにとって危機感絶大なシナリオとなる。
もちろん、チェルシーが次節で即座に立ち直れば、再び優勝争いは「事実上終了」となるはずだ。その31節で相対するマンチェスター・Cは、指揮官のジョゼップ・グアルディオラがすでに優勝を諦め、来シーズンに向けた大幅梃入れを意識し、チャンピオンズ・リーグ出場権(4位以内)確保に注力している感もある。
4月2日のアーセナル戦(△2-2)後の「首位を狙うのは難しい」というグアルディオラの発言もさることながら、3位でも9ポイント差として直接対決前にチェルシーを威圧する絶好の機会となった一戦で、引き分けでも仕方ないと思わせる後半の戦いぶりがそう感じさせた。
あくまで筆者は、やや控え目に「優勝争い再開か?」との見出しを打った『サンデー・タイムズ』紙と同感である。しかし、攻撃的なマンチェスター・Cとの大一番でチェルシーが負けるようなことがあれば、さすがの同紙も疑問符抜きで「レースの再開」を告げるはずだ。
しかも、残り8試合のホームストレッチで、指揮官からして鼻息の荒いトッテナムのみならず、指揮官が冷めているマンチェスター・Cをも含む三つ巴の争いが予想できる。果たして結果は如何に?
文:山中忍
【著者プロフィール】
やまなか・しのぶ/1966年生まれ、青山学院大学卒。94年渡欧。イングランドのサッカー文化に魅せられ、ライター&通訳・翻訳家として、プレミアリーグとイングランド代表から下部リーグとユースまで、本場のサッカーシーンを追う。西ロンドン在住で、ファンでもあるチェルシーの事情に明るい。