【コラム】衝撃的敗戦でチェルシー独走に待った! プレミア首位追撃の筆頭候補は?

カテゴリ:メガクラブ

山中忍

2017年04月03日

「結果がショックなんだろう?」アラダイスの言葉に集約されたチェルシーの敗戦。

クリスタル・パレスとのロンドン・クラブ対決に敗れたチェルシー。顔を覆う指揮官のリアクションからも失意の大きさが汲み取れる。 (C) Getty Images

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 試合後の会見で1問目を切り出すのが遅れた記者陣に対して、「結果がショックなんだろう?」とサム・アラダイスは開口一番にそう言い放った。
 
 4月1日に行なわれたチェルシー戦は、逆転勝利(〇2-1)の番狂わせを演じたクリスタル・パレス指揮官の言う通りのショッキングな結果だった。
 
 プレミアリーグの断トツ1位と残留争いの渦中にいる16位が顔を合わせた一戦で、もちろん記者陣はチェルシーがホームの連勝を14に伸ばし、優勝へ快走を続ける結果を予想していた。会見場で質問が遅れたのも無理はなかった。
 
 敗れても2位トッテナムとはまだ7ポイント差。とはいえ、アラダイスの後で会見場に現れたアントニオ・コンテが、約2か月ぶりに味わった敗戦に疲弊していた様子からも、チェルシーの躓きが予想外だったことは読み取れる。
 
 その衝撃的な敗戦を反映した国内紙のスポーツ1面は、チェルシーに首位転落の危機が到来したかのような騒ぎだった。
 
『メール・オン・サンデー』紙には、両手で顔を覆うコンテの写真に「オー・ノー、アントニオ!」の見出しがつき、『スター・サンデー』紙には「優勝争いの状況一変」という文字が躍った。
 
「タイトルレースの再開」を告げた『サンデー・エクスプレス』紙には、消化試合が1試合多いうえに10ポイント差で4位のリバプールまでも、「首位に接近中」と小見出しがついたほどだ。
 
 この国内メディアの活況を冷静な目で眺めれば、トッテナムが唯一の競争相手と映るが、そのトッテナムが首位追撃に向けて勢いづいていることは言うまでもない。
 
 前節までは「諦めない」としつつ、「10ポイント差の距離感」を認めてもいたトッテナム指揮官のマウリシオ・ポチェティーノも、同日に行なわれたバーンリー戦(〇2-0)後に「7ポイントなら話は別だ」と語り、胸中に芽生えた逆転優勝への具体的な希望を覗かせている。
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