ただ、香川にとって、この3月シリーズはハリルジャパンでの復権に向けた足がかりとなるかもしれない。タイ戦で改めて、背番号10の得点がチームの士気が高め、勢いを生むことが証明された。ワールドカップ最終予選を駆け抜け、本大会で結果を残すためには不可欠なファクターだ。良い状態で6月のイラク戦を迎えるべく、香川もクラブでの充実を誓う。
「これまでは(ドルトムントで)ほとんど試合に出ていなかったので、どちらかと言えば不安のほうが大きかった。だからこの2連勝は、個人としても、チームとしても意味があるのなと思います。クラブでの評価は常に代表につながるし、僕自身のクラブでの結果は物足りない。今シーズンのラスト2か月、ドルトムントでしっかり結果を残して、また6月(の最終予選)に備えたい」
エースナンバー10による“逆襲劇”に期待したい。
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)
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