試合勘やコンディションに不安はあるものの…。
もちろん、不安はある。所属するミランで出番を失っているだけに(2017年のプレータイムはアディショナルタイムの1分間のみ)、試合勘とコンディションの両面で招集そのものに疑問の声が挙がったのは周知の通りで、途中出場で15分弱プレーしたUAE戦でも大きなインパクトを残せなかった。
しかし、前述した大迫と同様の役割をこなしうる能力(フィジカル、技術、経験)を持つのは、今回の招集メンバーで本田のみだ。岡崎など他の選手をCFに置けば、スタイルの微調整が必要になってくる。
その本田は3月25日の練習後に取材に応じ、タイ戦を次のように展望している。
「思った以上に厳しい試合になると思います。タイは引いてくるはずで、いまの日本がやっているサッカーは攻められるほうが特長を活かせる。引かれるとカウンターができないので。でも、(今のチームが)ポゼッションで戦うイメージが沸きますか? 僕らが沸かさないといけないんでしょうけど、こないだのUAE戦でそれだけの内容を見せられなかった。タイ戦はUAE戦とまったく同じサッカーをしたらいいわけじゃないし、まったく違う試合になるでしょう。それはみんな分かっていると思います」
さらに、タイが最終予選グループBの最下位でホームということもあり、大量得点での勝利が期待されている現状については、こう釘を刺した。
「そういう雰囲気や情報は危ない。思ったより締めたほうがいい。思った以上に厳しい試合になると思っていったほうがいいですよ。オシャレに2人抜いてやろうかとかそういうプレーはせず、簡単なパスを簡単に繋ぐとかを徹底したい」
オーストラリア戦でのCF本田をはじめ、最終予選初戦で初キャプの大島僚太、サウジアラビア戦で2試合目の久保、先のUAE戦で第3GKと思われていた川島永嗣をスタメンに抜擢するなど、ハリルホジッチ監督は周囲をあっと驚かせる采配も少なくない。
そもそもミランで苦しむ背番号4を、「チームに必要不可欠な存在」と位置付けて強行招集している。それだけに、指揮官が「CF本田」という奇策をタイ戦で用いる可能性は、十分にあるだろう。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)
しかし、前述した大迫と同様の役割をこなしうる能力(フィジカル、技術、経験)を持つのは、今回の招集メンバーで本田のみだ。岡崎など他の選手をCFに置けば、スタイルの微調整が必要になってくる。
その本田は3月25日の練習後に取材に応じ、タイ戦を次のように展望している。
「思った以上に厳しい試合になると思います。タイは引いてくるはずで、いまの日本がやっているサッカーは攻められるほうが特長を活かせる。引かれるとカウンターができないので。でも、(今のチームが)ポゼッションで戦うイメージが沸きますか? 僕らが沸かさないといけないんでしょうけど、こないだのUAE戦でそれだけの内容を見せられなかった。タイ戦はUAE戦とまったく同じサッカーをしたらいいわけじゃないし、まったく違う試合になるでしょう。それはみんな分かっていると思います」
さらに、タイが最終予選グループBの最下位でホームということもあり、大量得点での勝利が期待されている現状については、こう釘を刺した。
「そういう雰囲気や情報は危ない。思ったより締めたほうがいい。思った以上に厳しい試合になると思っていったほうがいいですよ。オシャレに2人抜いてやろうかとかそういうプレーはせず、簡単なパスを簡単に繋ぐとかを徹底したい」
オーストラリア戦でのCF本田をはじめ、最終予選初戦で初キャプの大島僚太、サウジアラビア戦で2試合目の久保、先のUAE戦で第3GKと思われていた川島永嗣をスタメンに抜擢するなど、ハリルホジッチ監督は周囲をあっと驚かせる采配も少なくない。
そもそもミランで苦しむ背番号4を、「チームに必要不可欠な存在」と位置付けて強行招集している。それだけに、指揮官が「CF本田」という奇策をタイ戦で用いる可能性は、十分にあるだろう。
取材・文:白鳥大知(サッカーダイジェストWEB)