クラブで出場機会を得られていない本田を擁護する声も。
そんなハリルジャパンのアタッカー陣のなかで特に印象的だったのは、原口だったという。
「先制点を決めた久保も良かったが、個人的に印象的だったのは左右両サイドで単体でも勝負できていた原口だ。彼は、“どこまでキープすべきか、いつどのタイミングで中に切れ込むべきか”ということをよく考え、実践していた。原口のような存在がいることは大きい。また、彼が果敢にゴール前に飛び出せるようその過程を支援したサイドバックの長友と酒井も印象的だった」
ハン・ジュン記者は、韓国のメディアやファンの間でなにかと容赦ない指摘を受ける香川については言及しなかったが、本田について語ることは避けなかった。
韓国メディアの多くが、本田がミランで出場機会を得られず、UAE戦でもスタメンから外れた程度のことしか触れていないが、ハン・ジュン記者にそれをぶつけると率直にこう語るのだった。
「確かに本田はミランでプレーできず試合感覚に不安が残る。ただ、自己主張があり、個性が強い本田は、日本代表に必ず必要な存在だと思う。なによりも彼にはFKやキープ力といった確固たる武器がある。ジョーカーとして、あるいは試合を締めくくるクローザーとして機能するはずだし、本田が今回のような役割を受け入れるなら彼はロシア・ワールドカップでも十分に日本の切り札として活躍できるだろう。
今回のUAE戦の起用法に関しては、日本でいろいろな意見があるだろうが、本田の活用法が広がったと前向きに考えても良いのではないか。彼のコンディションが上がればふたたび先発に戻せばいいわけだし……。不要論や世代交代を叫ぶのは、まだまだ気が早いような気がする」
ハン・ジュン記者が擁護するのは本田だけではない。韓国でも評価が高い岡崎など何名かの選手の名前を挙げながらこんな感想も述べている。
「今回、日本は中盤で怪我人が続出したが、それでもUAEに勝利したことで改めて2列目の戦力が豊富で多彩であると示したのではないか。UAE戦に呼ばれなかった乾の才能は言うまでもなく、清武や岡崎さえも先発ではなくベンチスタート。
これは戦力が豊富で、なおかつ日本は個でなく組織に集中したチーム作りが出来ている証拠だ。特定のスターに依存していない。ハリルホジッチ監督にはさまざまな雑音があると聞くが、それでも監督は自分が望むチーム作りを抜かりなく進めているという印象だ」
そして、そんなハリルジャパンと比べると、ウリ・シュティーリケ監督率いる韓国代表の先行きが猛烈に不安になるという。
「先制点を決めた久保も良かったが、個人的に印象的だったのは左右両サイドで単体でも勝負できていた原口だ。彼は、“どこまでキープすべきか、いつどのタイミングで中に切れ込むべきか”ということをよく考え、実践していた。原口のような存在がいることは大きい。また、彼が果敢にゴール前に飛び出せるようその過程を支援したサイドバックの長友と酒井も印象的だった」
ハン・ジュン記者は、韓国のメディアやファンの間でなにかと容赦ない指摘を受ける香川については言及しなかったが、本田について語ることは避けなかった。
韓国メディアの多くが、本田がミランで出場機会を得られず、UAE戦でもスタメンから外れた程度のことしか触れていないが、ハン・ジュン記者にそれをぶつけると率直にこう語るのだった。
「確かに本田はミランでプレーできず試合感覚に不安が残る。ただ、自己主張があり、個性が強い本田は、日本代表に必ず必要な存在だと思う。なによりも彼にはFKやキープ力といった確固たる武器がある。ジョーカーとして、あるいは試合を締めくくるクローザーとして機能するはずだし、本田が今回のような役割を受け入れるなら彼はロシア・ワールドカップでも十分に日本の切り札として活躍できるだろう。
今回のUAE戦の起用法に関しては、日本でいろいろな意見があるだろうが、本田の活用法が広がったと前向きに考えても良いのではないか。彼のコンディションが上がればふたたび先発に戻せばいいわけだし……。不要論や世代交代を叫ぶのは、まだまだ気が早いような気がする」
ハン・ジュン記者が擁護するのは本田だけではない。韓国でも評価が高い岡崎など何名かの選手の名前を挙げながらこんな感想も述べている。
「今回、日本は中盤で怪我人が続出したが、それでもUAEに勝利したことで改めて2列目の戦力が豊富で多彩であると示したのではないか。UAE戦に呼ばれなかった乾の才能は言うまでもなく、清武や岡崎さえも先発ではなくベンチスタート。
これは戦力が豊富で、なおかつ日本は個でなく組織に集中したチーム作りが出来ている証拠だ。特定のスターに依存していない。ハリルホジッチ監督にはさまざまな雑音があると聞くが、それでも監督は自分が望むチーム作りを抜かりなく進めているという印象だ」
そして、そんなハリルジャパンと比べると、ウリ・シュティーリケ監督率いる韓国代表の先行きが猛烈に不安になるという。