岳のクオリティは間違いなく高いから、試合に出られれば大丈夫だと思います。クラブ・ワールドカップでレアル・マドリーのレベルを、あのガチのレアルを体感しましたからね。２部はどんなチームと対戦しても、絶対にあれ以上ではない。厳しいプレスのなかでもできる技術はあるから、こっちに来ているわけで。出られれば面白いと思いますよ。
 
――テネリフェとは最終節で対戦しますね。
 
　そうですね。アウェーでの最終節。そこで対戦できたら楽しみですよ。
 
――日本代表については？　ハリルホジッチ監督から何かアプローチはありましたか？
 
　特にありません。スタッフが来たことは１回あったみたいだけど、直接は会えなかった。来てるっぽいという話を聞いただけで。
 
――来てるっぽいというのは？
 
　代表チームのマネージャーに「（スタッフが視察に）行くと思うから」と連絡をもらったんです。ただ、今は代表よりもクラブで試合に出続けることが大事かなと思っています。そのなかで、なにかインパクトを残して、監督に見てもらえる状況を作っていければいいなと。
 
――半年前のインタビューでは、ロシア・ワールドカップがひとつの目標だと言っていました。最終予選が終盤に差し掛かってきますから、焦りも出て来るのでは？
 
　いや、焦りは全然ないですね。やることをやっていれば、いつか代表に入ると思っているんです。だから、今はそんなに代表に執着していない。というより、代表に執着する余裕がないって感じかもしれません。
 
　今はとにかく、ヨーロッパでどうステップアップしていくかにフォーカスしています。代表はずっと頭の片隅にあるけど、どうせ入るからこのままやっておけばいいと思っている。メッチャ偉そうですけど、そう思っているんです。
 
――スペインでステップアップできれば当然、代表にも呼ばれるようになるでしょう。
 
　俺が考えているのも、そういう感じです。今は残留争いに全力を注いで、そこから自分がどう成長し、どうステップアップしていくのか。それを楽しみにしています。