【セルジオ越後】“大物”だった岡野さんは、まさにサッカー界の水戸黄門だよ

カテゴリ:連載・コラム

サッカーダイジェスト編集部

2017年02月21日

きっと天国には、素晴らしいサッカー協会ができているんだろうね。

 話を戻すと、岡野さんはとにかく人望が厚く、顔の広い人だった。言うなれば、サッカー界の水戸黄門だ。誰からもリスペクトされていたと思う。
 
 自分が表に立つこともあれば、人を育てるのも上手だった。会社を経営していたこともあって、抜群のリーダーシップを示す一方、すべて自分でやるのではなく、下の人間に大事な仕事を任せて、育てる。まさしく、上に立つべき人だった。
 
 1月には、Jリーグの生みの親でもある木之本さんが亡くなられて、日本サッカーを支えてきた人の訃報が続き、本当に寂しくなるよ。
 
 きっと天国には、素晴らしいサッカー協会ができているんだろうね。そこには、長沼健さん、平木隆三さん、八重樫茂生さん、みんないると思うけど、今のサッカー界をどう見ているのかな。時代が変われば、価値観も変わるとはいえ、第一人者たちの後を継ぐ人たちには、どうしても物足りなさを覚えてしまうんだ。
 
 まず貫禄が違う。それは仕方がないのかもしれないけど、これからの時代を作っていく人たちは、レールを引いてくれた先達者たちのことを決して忘れないでいてほしいね。
 
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