何度も繰り返し口にした「突破」という言葉。
オイペン戦の前半、久保はゴールに背を向けてプレーするばかりだった。後半になって時折センスのあるパスを供給したが、プレーポジションは相手ゴールからかなり離れた場所。2度のボレーシュートも、当たりどころは悪かった。「僕はあまり良い場面を作れませんでしたし、チームも得点できなかった。あまり良くなかったと思います」という試合後の言葉に、嘘偽りはないだろう。
「ベタ引きの相手に対して崩す時のイメージがみんなで共有できてないし、僕個人もひとりでは突破できない。その2点が、点の取れなかった原因だと思います。(後半については)“パサー”になっている。僕がやりたいのは、そういうことではない。もっと自分で突破できる力を付けていけないといけないのだろうし、このリーグではそれが大事なのかなと、自分は感じてます」
ベルギーリーグはスイスリーグよりもオープンな試合運びで、対人プレーの機会も多いと、体感している。
「スイスでは割とシンプルにプレーして、ゴール前の良い位置で(ラストのボールを受ける)というイメージがあった。このチームでもあるにはありますが、なによりも突破です。足下でボールを受けれますし、そういう部分からも突破というのが大事になってくるかなと思います」
なかなかチームの骨格が定まらぬなか、「(やりにくさは)もちろんあります。毎試合、(試合に出る)選手が変わりますし、システムが変わりますし、自分のポジションも違いますし」と話す。端境期のチームに加わってプレーすることの大変さが、こちらにもヒシヒシと伝わってくる。
「そのぶん、自分の突破がより大事になってくる気がします」
久保はこの日、何度も「突破」という課題を口にして、その克服に意欲を示していた。
取材・文:中田徹
「ベタ引きの相手に対して崩す時のイメージがみんなで共有できてないし、僕個人もひとりでは突破できない。その2点が、点の取れなかった原因だと思います。(後半については)“パサー”になっている。僕がやりたいのは、そういうことではない。もっと自分で突破できる力を付けていけないといけないのだろうし、このリーグではそれが大事なのかなと、自分は感じてます」
ベルギーリーグはスイスリーグよりもオープンな試合運びで、対人プレーの機会も多いと、体感している。
「スイスでは割とシンプルにプレーして、ゴール前の良い位置で(ラストのボールを受ける)というイメージがあった。このチームでもあるにはありますが、なによりも突破です。足下でボールを受けれますし、そういう部分からも突破というのが大事になってくるかなと思います」
なかなかチームの骨格が定まらぬなか、「(やりにくさは)もちろんあります。毎試合、(試合に出る)選手が変わりますし、システムが変わりますし、自分のポジションも違いますし」と話す。端境期のチームに加わってプレーすることの大変さが、こちらにもヒシヒシと伝わってくる。
「そのぶん、自分の突破がより大事になってくる気がします」
久保はこの日、何度も「突破」という課題を口にして、その克服に意欲を示していた。
取材・文:中田徹