【ミラン番記者】本田圭佑の「理解に苦しむ」決断。ベンチを承知で残留を…

カテゴリ:海外日本人

マルコ・パソット

2017年02月03日

獲得した3人のうち2人は本田とポジションがかぶる選手。

ユーベ戦でミラン・デビューしたデウロフェウ。ボナベントゥーラの長期離脱で、当面は左ウイングのレギュラーとして起用されそうだ。写真:Alberto LINGRIA

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 このMLS、ハル、ラツィオ以外にも、昨秋あたりから中国、プレミアリーグ(サンダーランド、ワトフォード、サウサンプトンなど)、フェネルバフチェ、アタランタなどが興味を示していると伝えられたが、なにひとつ具体的にはならないまま、本田の冬のメルカートは終焉した。
 
 残留を決めた本田は、いまだにモンテッラが使うことのできる27人の選手のひとりであることは間違いない。クラブと契約下にあり、後半戦もこれまで通りトレーニングに参加し、試合に招集されるだろう。
 
 しかし、冒頭でも触れた通り、今回のメルカートにおけるミランの動きは、はっきりとしたメッセージを本田に突きつけている。
 
「親愛なるケイスケ。あなたがミランに残ってくれたことを嬉しく思います。しかし、我々はあなたではなく、別の馬に賭けます」
 
 そうでなければ、今冬に獲得した3人の選手のうち、2人も彼と同じポジションの選手をというのはありえない。
 
 ひとりはエバートンから半年レンタルで迎えたジェラール・デウロフェウ。1月23日のミラン加入以降、すでにコッパ・イタリアのユベントス戦とセリエAのウディネーゼ戦で、本田を差し置いて途中出場している。
 
 バルセロナのカンテラ育ちの22歳は、右利きのサイドアタッカー。左右どちらのサイドでも機能し、ここ2試合はいずれも左ウイングで使われていた。天才肌の例に漏れず調子に波があるのは玉に瑕だが、テクニックとキックを駆使した打開力は一級品。スペインのユース代表時代にチームメイトだったスソと同じく、アタッカーに個の力を求めるモンテッラの好きなタイプだ。
 
 当初のミランの予定では、このデウロフェウで獲得は打ち止めだった。しかし、突如として予期せぬ出来事が起こる。前半戦は左ウイングのレギュラーだったエムバイ・ニアングを、急転直下で放出することになったのだ。
 
 年明け以降、モンテッラとニアングの関係は急速に悪化していた。コンディション不良で先発落ちが続いた22歳はモチベーションを落とし、これに激怒したモンテッラとチームメイトの前で激しい口論に発展したという。
 
 こうしてモンテッラ、チームメイト、そしてクラブ首脳陣を呆れさせたニアングは、1月26日にワトフォードへと放出された。当面は今シーズン末までのレンタルだが、10ゴールを決めれば買い取り義務が発生する。
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