ミランはなぜニアングを追い出したのか? 急転直下で後釜確保には苦心…

カテゴリ:移籍情報

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年01月29日

ファーストチョイスはオカンポスだが…。

ニアングの後釜としてミランが獲得に動いているオカンポス。1月31日までに交渉成立なるか? 写真:Alberto LINGRIA

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 4-3-3を基本システムとする前半戦のミランは、本田圭佑がモンテッラ監督の信頼を掴めなかったことで両ウイングをスソ、ニアング、ジャコモ・ボナベントゥーラの実質3人で回してきた。ボナベントゥーラはインサイドハーフ兼任で、欧州カップ戦がないとはいえ量の部分で大きな不安を抱えている。
 
 実際、チーム強化を仕切るアドリアーノ・ガッリアーニ副会長は、年末から「冬の唯一の補強ポイントはサイドアタッカー。スソ、ニアング、ボナベントゥーラの負担を軽減できる存在だ」と繰り返してきた。
 
 そして、1月23日にはかねてから獲得に動いていたジェラール・デウロフェウをエバートンから買い取りオプション付きのレンタルで獲得。これで後半戦の両ウイングはこのバルサ出身の逸材を加えた4人で回す予定だったが、前述した通り急転直下でニアング放出が決まり、プランの見直しを余儀なくされた。
 
 ニアング放出とデウロフェウ獲得だけに留めれば、両ウイングの2枠を実質3人という苦しい台所事情は変わらないため、さらにもう一枚、ウイングを獲得する必要性に迫られているのだ。
 
 そのトップターゲットはガッリアーニ副会長がオファーを明言したアルゼンチン人のルーカス・オカンポス。昨夏にマルセイユからジェノアにレンタル移籍し、ここまで自慢のドリブルで違いを作りながら3ゴールを挙げている22歳だ。
 
 ミランは素早く動き出し、以前から良好な関係にあるジェノア、そしてオカンポス本人からは合意を取り付けた。しかし、レンタル元であるマルセイユからの返答がなかなか届かず、現在はペンティングの状態にある。
 
 次善の策としては、昨夏に加入したナポリで出番が少ないエマヌエル・ジャッケリーニ(イタリア代表)、本職はウイングながらジェノアでは右ウイングバックとして活躍するダルコ・ラゾビッチ(セルビア代表)、今シーズン前半はベティスにレンタルされてたチェルシー保有の20歳の逸材チャーリー・ムスンダ(ベルギーU-21代表)などの名前が挙がっている。
 
 冬の移籍市場は1月31日まで。残された時間が少ない中、ミランはニアングの後釜を確保できるのか。
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