◇ジョン・テリー（チェルシー）
　昨年６月に契約を延長したチェルシーのキャプテンは、しかしここまでアントニオ・コンテ監督の下、わずか８試合の出場に止まっている。
 
　36歳の彼にとって、残りの選手キャリアは長くないが、このままチェルシーでユニホームを脱ぐのか、あるいは最後に冒険に打って出るのか……。後者の場合、ボーンマスなどが新天地の候補であるという。
 
◇フェルナンド・ジョレンテ（スウォンジー）
　今シーズンより参戦したプレミアリーグでは、22節を終えて19試合出場８ゴールという満足のいく成績を残しているスペイン人長身FW。鳴りを潜めた過去数シーズンの鬱憤を晴らしている格好だ。
 
　そんな彼には、チェルシーが注目している。監督のコンテとは13-14シーズンにユベントスでも共に戦い、ジョレンテは16ゴールを挙げるなど活躍している。“愛称の良い”指揮官は、ジエゴ・コスタとジョレンテを前線に並べたいと考えているようだ。
 
◇レオナルド・ウジョア（レスター）
　昨シーズン、前線の切り札として貴重なゴールを何度も挙げ、奇跡のプレミア制覇に大貢献したアルゼンチン人CFも、今シーズンはリーグ戦で12試合出場（スタメン出場は１試合）、得点はわずか１に止まっている。
 
　チャンピオンズ・リーグなどチームの試合数は増えているにもかかわらず、クラウディオ・ラニエリ監督からなかなか出場機会を与えられない彼は、レスターに対して移籍を申し入れており、新天地候補としてはスペインのアラべスが積極的な動きを見せているという。
 
◇ファビアン・オレジャーナ（セルタ）
　セルタの攻撃のキーマンとしても期待されていたチリ人アタッカーだったが、エドゥアルド・ベリッソ監督に対して敬意を欠く言動を行なったことが問題視され、完全に戦力外となり、移籍を強要される羽目となってしまった。
 
　オレジャーノ自身は「こんなかたちでチームを出たくない」と語っているが、彼には同じスペインのバレンシアやエスパニョールといったクラブからオファーが届いているという。
 
◇ミケル・メリーノ（ドルトムント）
　今シーズン、多くの新戦力を迎えたドルトムント。そのほとんどが頻繁にピッチに立って活躍を見せているが、オサスナから加入したメリーノはここまで、ブンデスリーガでわずか３試合（フル出場２試合）に出場しただけである。
 
　不遇を託っている20歳のスペイン人MFに対しては、オサスナが復帰を望んでいるという。187センチの長身で、攻守両面で貢献できる彼と古巣クラブの利害関係は成立しているが、果たして……。