「メッシはアルゼンチン代表でプレーする必要はない」とマラドーナ……その理由は!?

カテゴリ:ワールド

サッカーダイジェストWeb編集部

2017年01月25日

「AFAのなかに、現在の問題を解決できる人間は誰もいない」

メッシに対しても厳しい指摘を厭わないマラドーナだが、今回のターゲットは彼ではない。 (C) Getty Images

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 歯に衣着せぬ発言でたびたび物議を醸すアルゼンチンのレジェンド、ディエゴ・マラドーナだが、今、彼の怒りは、アルゼンチン・サッカー協会(AFA)に向けられている。
 
 AFAといえば、組織内における横領などの不正が明るみとなり、一時はFIFAから除名される可能性もあったほどだ。運営組織としての機能を全く果たさず、昨年にはリオネル・メッシからも愛想を尽かされ、代表チーム引退という“三行半”を突き付けられた。
 
 その後、FIFAの指導によって設置された正常化委員会によって新たなAFAの体制がスタート。正常化委員会の長を務めたアルマンド・ペレスが自ら協会会長に就任し、エドガルド・バウサを代表監督に指名するとともに、メッシを翻意させることにも成功した。
 
 表面上は落ち着きを取り戻したようにも見えるが、マラドーナの不満はおさまらない。ペレス会長による代表監督選びがもたついた際には「まるで喜劇のようだ」と皮肉った彼は、現在のAFAに対しても批判を止めない。
 
 先日は『DirecTV Sports』の取材に対し、「AFAのなかに、現在の問題を解決できる人間は誰もいない。(FIFA会長の)ジャンニ・インファンティーノも呆れている」とマラドーナは語っている。
 
 代表チームについても、「メッシがいようがいまいが、今のままではロシア・ワールドカップの本大会出場は難しい」と厳しい展望。アルゼンチンは昨秋にパラグアイ、ブラジルに連敗し、その後のコロンビア戦では快勝したものの、いまだプレーオフ圏内の5位と低迷している。
 
 ここから浮上するためには、エースであるメッシの力は絶対に欠かせないはずだが、マラドーナはこう吐き捨てた。
 
「どうにもならない連中や泥棒どものために、メッシが代表チームでプレーする必要はない」
 
“どうにもならない連中や泥棒ども”とは、言うまでもなくAFAのことであり、レジェンドの根強い不信感が、その発言の節々から窺える。
 
 W杯南米予選は3月に再開され、アルゼンチンは23日にチリ、28日にボリビアと対戦する。2年連続、コパ・アメリカ決勝で屈辱を味わった相手に好結果を残し、浮上の足がかりを掴めるだろうか。そしてレジェンドが願う、組織の浄化は……。
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