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【甲府】「実は昨年も監督就任を打診していた」。吉田達磨新監督の招聘にこだわった本当の理由とは

カテゴリ:Jリーグ

サッカーダイジェスト編集部

2017年01月09日

「自分たちが思っているより、もっとボールとともにプレーできると思っている」(吉田監督)

今季のスローガンは『進化 プロヴィンチアの挑戦』。(後列左から)島川俊郎、兵働昭弘、道渕諒平、小出悠太、曽根田穣、ガブリエル、(前列左から)堀米勇輝、吉田達磨監督、堀井岳也コーチ、エデル・リマ。写真:ⓒ2017VFK

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 若返りという部分ではDF小出悠太(明治大)、MF道渕諒平(明治大)、MF曽根田穣(びわこスポーツ成蹊大)と大卒3選手の獲得があった。例年はギャンブルに近い補強が多かった外国籍選手も、今季は仙台で5シーズンの実績を持つFWウイルソンを獲得。怪我がちな部分は気がかりだが、日本への適応に関しては不安のない人材だ。
 
 一方でDF小林祐三の獲得に失敗し、その後の補強で出遅れた結果として、「スピードがあって流れを変えるストライカー」の獲得にも失敗。当面は29名でスタートしつつ、アジア枠などを活用して新戦力を追加していくことになるだろう。
 
 望月達也ヘッドコーチ、谷真一郎フィジカルコーチ、松下大輔GKコーチといったコーチ陣はほぼ不変で、吉田監督の“腹心”的な人物の入閣は無かった。ただ甲府のプロパーだが山形時代のチームメイトで監督と年齢も近く、「信頼できる人間だと思っている」という堀井岳也アシスタントコーチが新たにスタッフへ加わっている。
 
 29選手の顔ぶれを見ると42歳の土屋征夫を筆頭にベテランが多く、劇的な変化はない。加えて昨季は5-4-1の守備的な布陣でありながら、34試合で58失点を喫しており、これは降格した福岡に次ぐワースト2位の失点数。つまり堅守志向に、現実が伴っていなかった。
 
 吉田監督は「残留するために引き分けが多いんですけれど、守り切るということがチームにいい意味で浸透している」とチームに根付いたカルチャーを前向きに受け止めつつ、「失点数を見ても得失点のバランスを見ても、堅守というところが崩れかけているところは否めない」と課題を口にする。
 
「マイナーチェンジという表現になると思います。劇的に大きく変えるということは考えていない」という監督の言葉が真意ならば、堅守志向からいきなり180度違う方向に針を振るということはないだろう。
 
「去年の残留も、誰もが落ちると思っていた。でもそれを成し遂げた。今年も基本的にはそこになると思います。誰もがダメだろう、降格だろうといわれているモノをひっくり返したことがある。それは強みと言えば強みだと思います」(吉田監督)
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