ハメスの1月退団は消滅か。夏の移籍先はイングランドではなくイタリアの名門?

カテゴリ:移籍情報

ワールドサッカーダイジェスト編集部

2017年01月05日

ユーベにはマドリーを説き伏せうる「切り札」が。

ハメス本人と話し合ったジダン監督も残留を明言。獲得を狙うクラブも今冬は手を引かざるをえないか。(C)Getty Images

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 こうした本人の意向に加えて、おいそれと放出できないマドリー側の事情もある。チームの選手層は決して厚いとは言えず、ハメスを手放すとしたらその穴を埋める代役の確保が必須となる。今シーズンは怪我人の多さに悩まされているだけに、なおさらだ。
 
 しかしクラブは、未成年者の登録規定違反によるペナルティーで、今冬の補強活動を一切禁じられている。当初FIFAが下した「2017年の冬と夏、2回の移籍マーケットでの補強を禁じる」という処罰は、スポーツ仲裁裁判所の決定により冬のみに軽減されたものの、1月の移籍市場では新たに選手を獲得できないのだ。
 
 そのためハメスを売却するとしても、補強禁止が免除された今夏になるだろうというのが、スペイン・メディアの見方だ。
 
 夏の有力な新天地候補と見られるのが、前述のマンチェスター・U、チェルシーに加えて、イタリアのユベントス。マドリーがハメス売却に踏み切るとしたら、7500万ユーロ(約90億円)という獲得時の投資額と同等かそれに近い金額を相手に要求するはずで、その意味では潤沢な資金を誇るイングランド勢が有利だろう。
 
 だがユーベには、パウロ・ディバラという“切り札”がある。マドリーのフロレンティーノ・ペレス会長はこの23歳のアルゼンチン代表FWをいたく気に入っており、今夏の獲得を熱望している。
 
 ディバラ本人もスペイン行きを望んでいると伝えられ――同胞のリオネル・メッシがいるバルセロナにも魅力を感じているようだが――、ユーベがこの引く手あまたの至宝の放出はやむなしと判断すれば、ハメスの譲渡を条件にマドリーへの売却を決断するかもしれない。
 
文:ワールドサッカーダイジェスト編集部
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