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【選手権】救世主出現の陰に加藤あり。怪我に苦しむ山梨学院のエースが胸に秘める覚悟とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

小田智史(サッカーダイジェスト)

2016年12月31日

「山梨学院は勝たなきゃいけないチーム。7年前の日本一のように、逞しく戦ってもらいたい」

加藤のアドバイスを受け、1年生FWの宮崎は初戦突破の立役者となった。チーム一丸となって優勝を目指す。 写真:徳原隆元

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 安部一雄監督によれば、12月26日に患部のレントゲンを撮った結果は、骨が「まだ(完全に)くっついていない状態」だという。エースの欠場はチームにとって痛手だが、「あまり期待はできない」(安部監督)のが現状だ。加藤は岡山学芸館戦後、静かに自分が置かれている状況について語った。
 
「この大会自体、(ドクター)ストップで、(来年の)3月復帰と言われています。でも、準決勝、決勝まで行けば本当に厳しい戦いになるという話をされているので、(試合に)出られるかは分からないですけど、自分が持っている力を出し切ってチームに良い形で還元したいです」
 
「スタンドから見ていて自分が情けないですが、自分が今できることは仲間を信じること。ピッチに立った選手たちが勝利を収めてくれたことで、チームとして大きく成長できたと思います。山梨学院は勝たなきゃいけないチーム。彼ら(試合に出ている選手)には、7年前の日本一のように、逞しく戦ってもらいたいです。それが山梨学院のスタイルなので」
 
 たとえ試合に出られなかったとしても、「優勝」という大きな目標に向かって、自分のできることはすべてやる――。加藤の背中からは、そんな覚悟が見て取れた。
 
取材・文:小田智史(サッカーダイジェスト編集部)

【PHOTOハイライト】 1回戦 山梨学院 1-0 岡山学芸館
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