欧州移籍という念願を叶え、日本代表にも選出された今年、小林にとっては「ターニングポイントの年」となったことは間違いないだろう。報道陣からそう問われた小林は次のように答えた。
「いっぱいターニングポイントはありましたが、一番のポイントはやはり昨年J１に昇格して、今年J１でプレーできたことです。そのおかげでいろいろな方に自分のプレーをより見てもらえるようになり、代表にも選出されたことが、海外移籍にもつながっていると思うので」
 
　そして、小林自身にとって最も大きかったプレーを挙げるとすれば、それは「2015年の最終節・大分戦でのゴールが自分の人生の中で大きなゴールだったと思います」となる。
　２-２の同点で迎えた後半アディショナルタイムに決めた自らの決勝弾が、ジュビロ磐田をJ１昇格に導いた。この一発が2016年の小林の環境を大きく変える出発点となった。
 
「2017年をどんな年にしたいか？」そう聞かれた小林は、「みんながまた成長したねと、『小林が日本の中心だ』と全国の人が言ってくれるように自分の力をすべて出して、クラブそして代表で結果を出していこうと決めています」と力強く語った。