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【高円宮杯】土曜日に迫った青森山田と広島ユースの頂上決戦。勝敗を分けそうなポイントは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

川端暁彦

2016年12月16日

セットプレーを巡る攻防がひとつの見どころに

プレミアリーグEASTを初制覇し勢いに乗る青森山田。このまま一気に頂点へ駆け上がるか。

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 対する青森山田は、強豪ひしめくEASTブロックで平均失点を1未満に抑えて優勝を飾った。その強固な守備力が「ウチのベース」(黒田剛監督)。交代選手を含めて誰ひとりとしてサボらずに戦い抜くインテンシティーと安定感は間違いなく高校年代トップクラスだ。


 リーグ戦を通じて自信を蓄えて逞しくなった橋本恭輔(3年)と小山内慎一郎(2年)のCBコンビを軸に、ともに1㍍85㌢級の両サイドバック、三国スティビアエブス(3年)&小山新(3年)と形成する頑健な4バックは、クロスに対して滅法強い。そこを突破できても、最後尾にはU-19日本代表GK廣末陸(3年)が控えているのだから、この壁を破るのは並大抵ではない。

 

 攻撃は高橋と期待の2年生MF郷家友太が起点となりつつ、外から崩しに掛かるのが基本形。フィニッシュを担当するインターハイ得点王のFW鳴海彰人(3年)は推進力と跳躍力を兼ね備え、クロスに点で合わせる感覚の良さも光る。FW佐々木快(3年)ら交代で流れを変えられる選手が複数いるのも強みだ。加えて、大型選手を活かしたセットプレーの破壊力も相当なレベルで、郷家のロングスローを含め、広島ユースの脅威となるだろう。セットプレーを巡る攻防は、一大決戦の勝敗を分けるポイントとなりそうだ。

 

 青森山田は前身大会を含めて初となる優勝を狙い、広島ユースは現行形式としては3度目、通算5度目のチャンピオンを目指す。高校とユース、東日本と西日本、それぞれを代表するチーム同士が今季リーグ戦で着実に積み上げてきた心技体の全てをぶつけ合うのだ。熱く激しく、最後まで目が離せないファイナルとなるのは間違いない。
 

文:川端暁彦(フリーライター)

 

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