中学時代は「本当に孤独だったと思う」。その理由とは――。
――この3年間で自身への注目度はどんどん上がっていると感じますか?
めちゃくちゃ感じますよ。京都府の決勝も、昨年度の全国選手権で負けた時と同じくらいの報道陣の人が来て、すごく驚きましたもん。びっくりしました。
――ここまで自分が評価されるとは思わなかった?
そうですね。でも、評価されることは素直に嬉しかったですけど、プロから声が掛かった時は、まだ「ホンマなんかな?」と思っていました。
――激しい争奪戦の末で京都への入団が内定。この決断に至るまでは相当悩んだと思います。
試合に出たいという想いは強かったというのはあります。でも、やっぱり地元のチームというか、高校3年間でお世話になった「京都」という場所に恩返しというか、そこでやりたいと強く思ったんです。
――岩崎選手にとって京都は特別な場所ですか?
そうですね。本当に京都に来て人生が変わった(岩崎選手は滋賀出身。高校から京都)。成長できる環境を与えてもらった人たちに、京都でプレーをしている姿を見せたいという思いもありました。もちろん決断が必要でしたが、オファーを頂いたチームには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。スカウトの人たちもすごく良い人たちばかりで、魅力的なチームばかりだったので……。
京都に決めた後に、各チームに「申し訳ございません、京都に決めました」と、電話をさせてもらったのですが、「自分が決めたことなのだから、そこで精一杯頑張ってな」と言ってくれたのが、本当に感動したし、同時に申し訳ない気持ちになりました。
めちゃくちゃ感じますよ。京都府の決勝も、昨年度の全国選手権で負けた時と同じくらいの報道陣の人が来て、すごく驚きましたもん。びっくりしました。
――ここまで自分が評価されるとは思わなかった?
そうですね。でも、評価されることは素直に嬉しかったですけど、プロから声が掛かった時は、まだ「ホンマなんかな?」と思っていました。
――激しい争奪戦の末で京都への入団が内定。この決断に至るまでは相当悩んだと思います。
試合に出たいという想いは強かったというのはあります。でも、やっぱり地元のチームというか、高校3年間でお世話になった「京都」という場所に恩返しというか、そこでやりたいと強く思ったんです。
――岩崎選手にとって京都は特別な場所ですか?
そうですね。本当に京都に来て人生が変わった(岩崎選手は滋賀出身。高校から京都)。成長できる環境を与えてもらった人たちに、京都でプレーをしている姿を見せたいという思いもありました。もちろん決断が必要でしたが、オファーを頂いたチームには本当に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。スカウトの人たちもすごく良い人たちばかりで、魅力的なチームばかりだったので……。
京都に決めた後に、各チームに「申し訳ございません、京都に決めました」と、電話をさせてもらったのですが、「自分が決めたことなのだから、そこで精一杯頑張ってな」と言ってくれたのが、本当に感動したし、同時に申し訳ない気持ちになりました。
――18歳の決断にしてはかなり重くて、しんどい決断でしたね。
そうですね。ものすごく悩みましたし、しんどかったです。だからこそ、責任感が生まれたと思うし、覚悟はできました。
――では最後に、改めて京都橘での3年間は岩崎選手にとってどんな時間だったのか、教えていただけますか?
すごく有意義で、人間的に成長できた3年間だったと思います。『サッカーはひとりじゃできない』ということをとても深く学べました。中2の時まではずっとひとりでサッカーをやっていた印象でした。『自分さえ良ければ良い』という考えがありました。正直、自分が良いプレーをして、コーチに褒められれば良い、点を決めればいいと思っていた。でもそう思えば思うほど、すごく孤独になっていきました。今振り返っても、本当に孤独だったと思います。
――今は最高の仲間たちに囲まれていると。
はい、本当に最高の仲間たちで、だからこそみんなとサッカーを1日でも長くやりたい。今はその一心です。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
そうですね。ものすごく悩みましたし、しんどかったです。だからこそ、責任感が生まれたと思うし、覚悟はできました。
――では最後に、改めて京都橘での3年間は岩崎選手にとってどんな時間だったのか、教えていただけますか?
すごく有意義で、人間的に成長できた3年間だったと思います。『サッカーはひとりじゃできない』ということをとても深く学べました。中2の時まではずっとひとりでサッカーをやっていた印象でした。『自分さえ良ければ良い』という考えがありました。正直、自分が良いプレーをして、コーチに褒められれば良い、点を決めればいいと思っていた。でもそう思えば思うほど、すごく孤独になっていきました。今振り返っても、本当に孤独だったと思います。
――今は最高の仲間たちに囲まれていると。
はい、本当に最高の仲間たちで、だからこそみんなとサッカーを1日でも長くやりたい。今はその一心です。
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)