優勝候補最右翼の名門が抱く危機感。市立船橋が選手権へ求めるラストピース

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年12月06日

プレミアEASTの柏U-18戦で待望のゴール。「もっと自信を掴んでくれれば」

市立船橋の2年生ストライカー・福元。選手権へ向けてさらなる成長が求められている選手だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 12月4日に行なわれた柏U-18戦、福元は立ち上がりから相手ディフェンスラインとの駆け引きで存在感を見せる。そして、0−0で迎えた59分に杉山の右CKを頭で合わせ、先制弾を挙げた。後半アディショナルタイムに追いつかれ、決勝ゴールとはならなかったが、待ちに待った“ラストピース”のゴールは、チームにとって大きなプラス材料となった。
 
「ヘッドも上手い選手。これでもっと自信を掴んでくれれば」(朝岡監督)
 
 指揮官の期待を一身に浴びる福元は、このゴールをきっかけに化けることが出来るのか。試合後、彼はこう口を開いた。
「これまで全然結果を出していなかったのに、ずっと使ってくれた朝岡監督に本当に感謝していますし、今日ようやく1点取れたのですが、セットプレーからのゴール。やっぱり流れの中で決めないといけないと思います」
 
 指揮官の期待はヒシヒシと感じている。だからこそ応えたいし、自分が求める形でのゴールが欲しい。
 
「得意な裏に抜けるプレーをもっと磨いて、縦パスから前を向いてのシュートや、クロスからのワンタッチシュートなど、いろんな形で点を取りたい」
 
 セットプレーからはゴールを決めることができた。次は流れのなかからゴールを奪い、選手権での爆発を確固たるものとするために準備を整えたい。“ラストピース”福元友哉は今、ストライカーとしての自信を、その手で掴もうとしている。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)
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