「3冠はチームのみんなで掲げてる目標ですから」
ふたたび、指揮官の“ウッチー”評だ。
「入るべきところにちゃんと入ってきますからね。持ち場を離れてそこに行くのってなかなか勇気がいるものですが、彼はそれを迷わずやってのける。2年生の頃までは自分本位なプレーが多かったんですよ。でもいろんなポジションをやるなかでしっかりと感じて、表現できるようになった。もともと局面を剥がせるだけの力がある。相手の間合いもよく分かるから、おのずと守備のツボも分かる。そこで余裕が生まれるから、プレーの選択肢がたくさん持てるんです。本当に頭がいいんですよ」
守備の要で主将の蓮川壮大も、「あの献身性と運動量はチームに欠かせない武器です」と激賞する。まさに「縁の下のテクニシャン」と呼ぶに相応しい貢献ぶりだ。
J3にもここまで12試合に出場して1得点。来春のトップチーム昇格が期待されたが、その夢は叶わなかった。佐藤監督は「トップにつながる道はそれぞれ。今回上がれなかった3年生もいずれトップに帰ってきてほしい」と語り、下部組織から高校・大学経由で戻ってきたDF丸山祐市(現トップチーム)やFW武藤嘉紀(現マインツ)のケースがあるように、クラブとしても長期的な視野で成長を見守っていくだろう。そしてなにより内田自身が、いたってポジティブだ。
「大学でもやれることは多いですから。4年間で自分の長所を磨きながら短所をなくして、またここに戻ってこれるように頑張りたいです」
狙うはクラブユース選手権、Jユースカップ、そしてプレミアリーグの3冠だ。
「ここまで来たら狙っていきたいですね。3冠はチームのみんなで掲げてる目標ですから。プレミアの得点王ですか? そこもなんとか頑張ります」
夏の王者に輝き、U-16日本代表のFW久保建英と平川への注目度が高まったことで、一躍脚光を浴びる存在となったFC東京U-18。では、タレントひしめく精鋭軍団にあって、もっとも欠かせないキーマンは誰なのか。そう勝手に自問自答するなら、私は迷わず、いかなる状況下でも水準以上のプレーを保証するこの背番号14に、一票を投じる。
取材・文:川原崇(高校サッカーダイジェスト)
「入るべきところにちゃんと入ってきますからね。持ち場を離れてそこに行くのってなかなか勇気がいるものですが、彼はそれを迷わずやってのける。2年生の頃までは自分本位なプレーが多かったんですよ。でもいろんなポジションをやるなかでしっかりと感じて、表現できるようになった。もともと局面を剥がせるだけの力がある。相手の間合いもよく分かるから、おのずと守備のツボも分かる。そこで余裕が生まれるから、プレーの選択肢がたくさん持てるんです。本当に頭がいいんですよ」
守備の要で主将の蓮川壮大も、「あの献身性と運動量はチームに欠かせない武器です」と激賞する。まさに「縁の下のテクニシャン」と呼ぶに相応しい貢献ぶりだ。
J3にもここまで12試合に出場して1得点。来春のトップチーム昇格が期待されたが、その夢は叶わなかった。佐藤監督は「トップにつながる道はそれぞれ。今回上がれなかった3年生もいずれトップに帰ってきてほしい」と語り、下部組織から高校・大学経由で戻ってきたDF丸山祐市(現トップチーム)やFW武藤嘉紀(現マインツ)のケースがあるように、クラブとしても長期的な視野で成長を見守っていくだろう。そしてなにより内田自身が、いたってポジティブだ。
「大学でもやれることは多いですから。4年間で自分の長所を磨きながら短所をなくして、またここに戻ってこれるように頑張りたいです」
狙うはクラブユース選手権、Jユースカップ、そしてプレミアリーグの3冠だ。
「ここまで来たら狙っていきたいですね。3冠はチームのみんなで掲げてる目標ですから。プレミアの得点王ですか? そこもなんとか頑張ります」
夏の王者に輝き、U-16日本代表のFW久保建英と平川への注目度が高まったことで、一躍脚光を浴びる存在となったFC東京U-18。では、タレントひしめく精鋭軍団にあって、もっとも欠かせないキーマンは誰なのか。そう勝手に自問自答するなら、私は迷わず、いかなる状況下でも水準以上のプレーを保証するこの背番号14に、一票を投じる。
取材・文:川原崇(高校サッカーダイジェスト)