【浦和】決勝点をアシストした駒井。チーム1位の走行距離に「ん、少ないっ!」

カテゴリ:Jリーグ

塚越 始(サッカーダイジェスト)

2016年10月30日

勝利を収めたうえで課題を見出す好循環。駒井の浦和初ゴールは大一番で決まる!?

決勝ゴールを決めた武藤と喜ぶ駒井(28番)。柏木、興梠、李が駆け寄る。写真:徳原隆元

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「ただ、やるからにはトップになりたいですからね。もちろん、単純にたくさん走ればそれで良いというわけではありませんが」
 
 もっと、できた――。プレーの面でも、“走り”の面でも。そう感じていた駒井は、次のような課題も挙げていた。
 
「最後のところで、クロスが引っかかってしまう場面が多かった。もうちょっとクロスの部分など改善していきたいです」
 
 サイドのタレントは、梅崎が長期離脱中で、宇賀神も負傷を抱える。そんななか、駒井がこうして「結果」を残したのは、チームにとっても大きな収穫なはずだ。

 課題を見出しながらも勝利を収めている。逆に言えば、勝利を収めたうえで課題を見出せている。そのような好循環ができているところに、今の浦和の強さがある。
 
 京都から移籍してきて1シーズン目、右肩上がりに成長を続けてきた。その事実を証明するアシストで、第2ステージ優勝をもたらした。
 
「こうして喜べることは嬉しい。でも、求めているのは年間チャンピオンになること」
 
 そう語って駒井は気持ちを引き締めた。決して満足などしていない。
 
 移籍後初ゴールはまだ生まれていない。年間1位の懸かる11月3日のリーグ最終・横浜戦(埼スタ/13時30分開始)、そしてチャンピオンシップ――大一番で決めてくれそうな“美味しい”匂いが、駒井からは漂っている。
 
取材・文:塚越 始(サッカーダイジェスト編集部)
 
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