【名門探訪】FC東京U-18|個の成長と未来を見据え、邁進する夏の王者

カテゴリ:高校・ユース・その他

藤原夕

2016年10月21日

自分で考えることのできる自立したフットボーラーへ

時にユーモアを交えながらビジョンを語ってくれた佐藤監督。選手たちの信望厚い熱血漢だ。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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 さらに特筆すべきは、「球際」へのこだわり。試合中にスタンドから「球際、球際、カズトーキョー」という応援ソングが歌われるほどだ。
 
 それについても監督は「ただ単に、激しさだけを求めているわけではない」とし、こう言葉をつなぐ。
 
「自分たちの技術力やクオリティーを活かすために、まず球際で負けていては話にならないということです。バチバチとぶつかった時に、少し力を抜いて、引いて相手をかわしてボールを収めるのも『球際』。対戦相手のなかには、激しさだけで戦おうとしてくるチームがいますが、そこに打ち勝つための、自分たちのクオリティーを出し切るための『球際』です」
 
 また、U-18にはチームとしての行動規範はあるものの、オフの際は厳格な規則で縛り付けたりはしない。選手は通う学校も異なり、個々の文化や生活背景が違う。それゆえ、日々の練習は重要で、「グランドに集まった2~3時間が本当の勝負になる」(佐藤監督)。高い集中力を養わせる一方で、「必然的に、オフの過ごし方にも気をつけるようになるでしょう。もちろん失敗はオンでもオフでもあっていい。そこから学び、自らが気付いて変わっていくことが大事」と続ける。
 
 自分で考えることのできる自立したフットボーラーへ。自主性を重んじるのは、選手一人ひとりの成長を願えばこそだ。
 
 
 
 
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