• トップ
  • ニュース一覧
  • 才能の片鱗を見せるも凸凹ピッチに苦戦。久保の2ゴールはU-16日本の総合力を証明するもの

才能の片鱗を見せるも凸凹ピッチに苦戦。久保の2ゴールはU-16日本の総合力を証明するもの

カテゴリ:日本代表

安藤隆人

2016年09月17日

「納得のいくプレーではなかった」と振り返った久保。

初戦を7-0の大勝で飾ったU-16日本代表。ピッチは良好とは言い難いが、チーム力の高さで互いのミスをカバーした。(C) J.LEAGUE PHOTOS

画像を見る

 打開力とシュートセンス。何より正確なボールコントロールとポールインパクトを凝縮させたゴール。先制点をきちんと決める勝負強さといい、2ゴールは久保の能力の高さを示す『結果』であった。
 
 だが、ここで補足しておきたいのは、確かに2ゴールは素晴らしいもので、意義も大きかったが、それ以外のシーンでは、パスが引っかかったり、ボールをロストしたりするシーンが散見されたことだ。
 
「あんまりボールが足につかなくて、納得のいくプレーではなかった」と本人が振り返ったように、インドの凸凹のピッチに苦戦し、思うようなボールコントロールが出来ない場面があった。それを平川怜と福岡のダブルボランチを中心に、周りが彼のミスをしっかりとフォローしたからこその2ゴールであることは間違いなかった。
 
 FC東京のトップ登録も掴んだその能力の高さに疑いの余地はない。そして、それを活かすハイスペックな能力を持った選手たちが周りに居る。久保の2ゴールは、森山ジャパンの総合力の高さを実証したと言える。
 
取材・文:安藤隆人(サッカージャーナリスト)

9月8日発売号のサッカーダイジェストは「2020年東京五輪の旗手たち」。FC東京U-18で活躍する久保建英をはじめ、東京五輪で主役になりそうな選手たちを一挙紹介しています。

画像を見る

【関連記事】
久保が大量7発の口火を切る鮮烈FK弾! U-16日本、大勝で好発進!!
久保建英のすべて<3>――順調な日々からの暗転。彼は試合を眺めているしかなかった
スペイン人記者が明かす、久保建英のすべて<2>――卓球でも類稀な才能を発揮。本業ではゴールを決め続けた
スペイン人記者が明かす、久保建英のすべて<1>――久保獲得を狙っていたのはバルサだけではなかった
「中学生だよね?」市船指揮官も感嘆する久保建英の存在感。帰国後1年半の成果はどこに?

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト 2026年1月号
    12月12日(金)発売
    [特集]
    9年ぶりのJリーグ制覇
    鹿島アントラーズ
    鬼木体制で果たした「王座への帰還」
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 2026年1月1日号
    12月18日(木)発売
    [特集]
    2026北中米ワールドカップ
    選手名鑑&出場国ガイド
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 第104回大会 選手名鑑
    12月10日発売
    高校サッカーダイジェストVol.43
    第104回全国高校サッカー選手権大会
    選手権名鑑
    出場48チーム
    1440選手の顔写真&プロフィールを徹底網羅!
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ