「日本代表が最悪の状況と見受けられます」
15年アジアカップを戦った日本は、UAEにPK負けするまで“王者の風格”を醸し出していた。パレスチナを一蹴し、イラクをしたたかに退け、ヨルダンを攻守ともに圧倒したグループリーグの戦いぶりは「日本、強し」を印象付けた。
日本代表からそうした威厳が失われ始めたのは、そのアジアカップの準々決勝でUAEにPK負けしてからだろう。一方、日本を倒して確かな自信を得たUAEはそこからさらなる成長を遂げて今回のワールドカップ・アジア最終予選に臨んだ。いわゆる勢いの差も、勝敗を分けるポイントのひとつだったのかもしれない。
いずれにしても、日本は「ベストメンバーではなかったから」、「誤審があったから」と、そういうものに逃げるべきではない。今回の敗戦を重く受け止め、アジアでの立ち位置を改めて考えるべきだ。
試合後の記者会見では、海外の記者から以下のような質問が出ている。
「我々は日本代表をずっとフォローしています。2011年のドーハでのパフォーマンスを見ました。オーストラリアとの試合も見ました。でも本日の試合を見ますと、日本代表が最悪の状況と見受けられます。これから監督が新しい選手たちをチームに入れようという考えはありますか。このチームのパフォーマンスを上げるための、活性化するための対策は?」
ハリルホジッチの回答はさて置き、気になったのは「日本代表が最悪の状況」という部分。“外”からもそう見えるのだから、日本が危機的な状況にある事実をしっかりと認識しないといけない。
日本は今回の敗戦で、UAEに勝点3とともに“自信”までも与えてしまった。その“自信”が後々、日本を苦しめる要因にならなければいいが……。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)
日本代表からそうした威厳が失われ始めたのは、そのアジアカップの準々決勝でUAEにPK負けしてからだろう。一方、日本を倒して確かな自信を得たUAEはそこからさらなる成長を遂げて今回のワールドカップ・アジア最終予選に臨んだ。いわゆる勢いの差も、勝敗を分けるポイントのひとつだったのかもしれない。
いずれにしても、日本は「ベストメンバーではなかったから」、「誤審があったから」と、そういうものに逃げるべきではない。今回の敗戦を重く受け止め、アジアでの立ち位置を改めて考えるべきだ。
試合後の記者会見では、海外の記者から以下のような質問が出ている。
「我々は日本代表をずっとフォローしています。2011年のドーハでのパフォーマンスを見ました。オーストラリアとの試合も見ました。でも本日の試合を見ますと、日本代表が最悪の状況と見受けられます。これから監督が新しい選手たちをチームに入れようという考えはありますか。このチームのパフォーマンスを上げるための、活性化するための対策は?」
ハリルホジッチの回答はさて置き、気になったのは「日本代表が最悪の状況」という部分。“外”からもそう見えるのだから、日本が危機的な状況にある事実をしっかりと認識しないといけない。
日本は今回の敗戦で、UAEに勝点3とともに“自信”までも与えてしまった。その“自信”が後々、日本を苦しめる要因にならなければいいが……。
取材・文:白鳥和洋(サッカーダイジェスト編集部)