・29歳/MF/元フランス代表
・マンチェスター・C→セビージャ(1年レンタル)
2010-11シーズンにマンチェスター・Cの44年ぶりのリーグ優勝に貢献。しかし、ここ最近は好不調の波が激しいうえ、故障期間中にクラブに出入りするなどピッチ外の話題が悪目立ち。今シーズンは開幕前にプロフェッショナリズムを重要視するジョゼップ・グアルディオラ新監督からオーバーウェイトを指摘され、調整不足を露呈して信頼を失った。新天地に選択したセビージャには、今夏に清武弘嗣やフランコ・バスケス、ホアキン・コレア、ガンソといった攻撃的MFのタレントが加わり、熾烈なポジション争いが予想されるだけに、元フランス代表とはいえ、落ち着いてはいられないはずだ。

■ジャック・ウィルシェア
・24歳/MF/イングランド代表
・アーセナル→ボーンマス(レンタル移籍)
アーセナルの生え抜きで優れた攻撃センスを有しながら、怪我が多く、やや伸び悩んでいたウィルシェア。出場機会を求め、移籍を志願した“ガラスの天才”にはクリスタル・パレスやローマ、ミランなど合計20以上のクラブがオファーを試みたという。現在リーグ19位に沈むボーンマス。指揮官のエディー・ハウはポゼッションスタイルの使い手なだけにウィルシェア獲得を残留に向けた起爆剤としたいところだろう。

■ジョー・ハート
・29歳/GK/イングランド代表
・マンチェスター・C→トリノ(レンタル移籍)
2006年にシュルーズベリー・タウンからマンチェスター・Cに加入し抜群のシュートストップ能力を武器にプレミアリーグ屈指のGKに成長。しかし、今シーズンはGKに足下の技術を求めるジョゼップ・グアルディオラの下で信頼を勝ち取れず。バルセロナからクラウディオ・ブラーボが加入したことで第3GK扱いとなったことで移籍を決断した。セリエA史上初のイングランド人GKとなったハートは「突然、僕のキャリアは転換期を迎えた」と驚きを隠さなかったが、「トリノで多くのことが学べると確信している」とやる気を漲らせている。