クリスティアーノからのサイドチェンジで伊東が1対1。

今季最多得点となる計5ゴールを奪ったレイソル。クリスティアーノ(37番)の加入で、D・オリヴェイラ(左から3番目)は以前にも増して活き活きとしている印象だ。(C)S0CCER DIGEST
最終的に5ゴールを奪ったレイソルの攻撃については、相手の弱点であるセットプレー時の守備に狙いを定めた一方で、カウンターアタックも実に効果的だった。マイボールにした瞬間、SBがオーバーラップを仕掛けて、厚みのあるカウンターを発動していたけど、ただ縦に速く行くだけじゃない。
前に行きつつ、一度、サイドでポイントを作って、そこからのサイドチェンジで局面を変える。主なパターンは、左サイドから仕掛け、クリスティアーノが縦に行くフリをして、切り替えして逆サイドに長いボールを入れ、受けた伊東が1対1で勝負する。
欧州リーグを見ていても思うけど、やっぱりサイドチェンジを入れてくるチームは、それだけ多くのチャンスを作れている。味方が上がっていく時間を作れるのもそうだし、サイドを変えることで、相手の守備陣形のバランスを崩せるのが大きい。
カウンターを繰り出し、相手がボールサイドに寄せられて、ボランチもプレスバックに戻ってきたところで、サイドチェンジを入れる。守っているほうからすれば、守備のやり直しになるし、それだけ対応が後手に回る。
とりわけ、フロンターレはカウンターを仕掛けられた時の守備がルーズになる場面が多い。そこをレイソルは巧みに突くことができていた。
今季は盤石の戦いぶりを見せているフロンターレに対し、優勝候補筆頭のチームを倒すにはこうすればいい、というお手本のようなものを、レイソルは示したと思う。
前に行きつつ、一度、サイドでポイントを作って、そこからのサイドチェンジで局面を変える。主なパターンは、左サイドから仕掛け、クリスティアーノが縦に行くフリをして、切り替えして逆サイドに長いボールを入れ、受けた伊東が1対1で勝負する。
欧州リーグを見ていても思うけど、やっぱりサイドチェンジを入れてくるチームは、それだけ多くのチャンスを作れている。味方が上がっていく時間を作れるのもそうだし、サイドを変えることで、相手の守備陣形のバランスを崩せるのが大きい。
カウンターを繰り出し、相手がボールサイドに寄せられて、ボランチもプレスバックに戻ってきたところで、サイドチェンジを入れる。守っているほうからすれば、守備のやり直しになるし、それだけ対応が後手に回る。
とりわけ、フロンターレはカウンターを仕掛けられた時の守備がルーズになる場面が多い。そこをレイソルは巧みに突くことができていた。
今季は盤石の戦いぶりを見せているフロンターレに対し、優勝候補筆頭のチームを倒すにはこうすればいい、というお手本のようなものを、レイソルは示したと思う。