総体での活躍でJスカウトも注目! 市立船橋の10番・高宇洋が目指す理想の選手像とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年08月25日

「『ここぞ』というところでゴール前に顔を出して得点に絡む選手になりたい」

インターハイでの活躍によって、Jクラブのスカウト陣からも注目を集める存在に。果たして、来季の進路は?写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部)

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――今や高選手は、トップ下よりもボランチとして定着しつつあります。このポジションは自分に合っていると感じていますか?
 
 そうですね(笑)。僕もボランチが合っているなと思います。去年の選手権予選の決勝で初めてボランチをやって、選手権でもちょっとボランチをやったのですが、新チームではトップ下をやると思っていました。
 
 そうしたらスタートからボランチで、正直驚きました。それで5月くらいになると、『点を取りたい』という気持ちが強くなって、朝岡(隆蔵)監督に「前をやりたいです」と相談したり、すごく迷った時期もありました。その時はポジションがゴールから遠くなったことで、得点からも遠ざかって、結果が出なかった。でも、朝岡監督と話した時に、朝岡監督が自分に求めていることをいろいろ言ってくれて、自分の中でも整理が付いたんです。
 
――どんなことを言われたのですか?
 
 トップ下の時は、ずっと監督から「怖さが足りない」と言われていました。でも、今年からボランチをやり始めて、「ボランチだからこその怖さがある」と言われるようになりました。「ボランチとしてこのチームのバランスと、攻撃の舵を取ってほしい」とも言われましたね。僕の怖さは守備でも攻撃でも危険な場所に入って行けることだと思っています。
 
 その上で理想とするボランチは、守備では相手のキーマンを抑えたり、入れさせてはいけない縦パスを防いだり、攻撃ではビルドアップでリズムを作りながら、『ここぞ』というところでゴール前に顔を出して、アシストをしたり得点を奪う選手。そういう選手こそ一番怖いので、そうなりたいと思っています。
 
――高い意識と覚悟を持って、インターハイに臨んでいたんですね。それがプレーに現われたからこそ、優勝の立役者のひとりとなれたと思います。高選手にとって、今回のインターハイはどういう大会でしたか?
 
 すごく成長出来た大会だったと思います。チームのためにプレーしたことで、周りの目もちょっと変わって来たと思います。
 
――Jクラブのスカウトの目にも留まったと思います。
 
 そうですね、でもまだ自分には足りないところがあるので、もっと上を目指して取り組んでいきたいと思います。そうすれば、目標に近づくということが今大会を通じてよく分かりました。
 
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