総体での活躍でJスカウトも注目! 市立船橋の10番・高宇洋が目指す理想の選手像とは?

カテゴリ:高校・ユース・その他

安藤隆人

2016年08月25日

個人の評価ばかりを気にするのでなく、チームとして勝ちたい思いが強かった。

市立船橋の9度目のインターハイ優勝に大きく貢献した高は、今季から本格的にボランチへ転向。攻守に渡り、絶大な存在感を放った。写真:安藤隆人

画像を見る

 インターハイでは同県対決となった流経大柏との決勝を1-0で制して9度目の優勝を飾った市立船橋。今年、その名門の10番を背負うのが司令塔の高宇洋だ。インターハイでの活躍によってJスカウト陣からも俄かに注目されている18歳に、この夏の戦いを振り返ってもらった。
 
――◆――◆――

【インターハイ】男子決勝PHOTOハイライト 市立船橋×流経大柏

――インターハイ優勝、おめでとうございます。
 
 ありがとうございます!本当に嬉しいです。
 
――インターハイでの高選手のプレーを見て、大きな成長を感じました。特に守備面では「こんなに守備が上手い選手だったのか?」と驚くくらいでした。
 
 今年に入ってボランチをやるようになって、守備への意識が大きく変わりました。ずっと攻撃的なポジションをやって来たので、ボランチになってからも攻撃の意識が強過ぎて、そのせいでチームの攻守のバランスが崩れることもありました。
 
 でも、インターハイではボランチとしてのアベレージが高まったと言うか、攻守に関わり続けることを意識してプレーし続けることが出来たので、レベルアップできたと思います。
 
――プレスバックのスピードと質はすごく上がっていて、相手のトップ下やストライカーも後ろからの激しいプレスに困惑し、ボールを奪っていくシーンが多く見られました。
 
 ボランチだと守備のスピードも求められて、後ろには原(輝綺)と杉岡(大暉)がいるのですが、ボランチがしっかりと戻ってボールを奪って、攻撃につなげる意識を持ち続けないといけないと思っています。僕のなかでは常に『ボールに関わり続けたい』という強い想いがある。なのでプレスバックもしっかりやって、さらに上のレベルに行きたいと思っています。
 
――今、名前が出た原選手と杉岡選手は、インターハイ前からプロ入りが確定的と見られています。そのなかで高選手はまだ話が出て来ていない状態でした。インターハイを迎えるにあたって焦りはありませんでしたか?
 
 杉岡とか原がプロに近い存在になって、僕にも刺激はあったのですが、そこで僕個人の評価ばかり気にするのではなくて、今大会はチームとして優勝をするという想いが強かったんです。とにかくインターハイで優勝するためにプレーしました。周りからの評価を受けたいと思うより、自分がやるべきことをしっかりとやれば、評価は自ずとついて来ると思っていましたから。
 
【関連記事】
東京五輪の主役を狙う逸材たち――来季Jリーグ入り内定プレーヤー&有望株15選
【総体】「東福岡より強い…」九州の雄も脱帽する市立船橋の強さ。とりわけ光るMF高の攻撃センス
Jクラブ最注目の高校ナンバーワンDF・杉岡大暉。市立船橋の大黒柱が面食らったFWとは?
Jが注目する頭脳派DF――市立船橋・原輝綺が語る「プロ入り」「ライバル」「PK失敗」
【総体】名門・市船に超新星現わる! 公式戦初先発の1年生アタッカー郡司が衝撃の3ゴール!!

サッカーダイジェストTV

詳細を見る

 動画をもっと見る

Facebookでコメント

サッカーダイジェストの最新号

  • 週刊サッカーダイジェスト なでしこJに続け!
    4月10日発売
    U-23日本代表
    パリ五輪最終予選
    展望&ガイド
    熾烈なバトルを総力特集
    詳細はこちら

  • ワールドサッカーダイジェスト 世界各国の超逸材を紹介!
    4月18日発売
    母国をさらなる高みに導く
    「新・黄金世代」大研究
    列強国も中小国も
    世界の才能を徹底網羅!!
    詳細はこちら

  • 高校サッカーダイジェスト 高校サッカーダイジェストVo.40
    1月12日発売
    第102回全国高校選手権
    決戦速報号
    青森山田が4度目V
    全47試合を完全レポート
    詳細はこちら

>>広告掲載のお問合せ

ページトップへ