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ワールドカップに病みつき。2026年に10度目の観戦予定を計画。苦難との遭遇も時が経てば楽しい想い出に

カテゴリ:国際大会

加部 究

2025年12月21日

応援より観戦に基軸が変化

14年ブラジル大会ではコロンビアの名物サポ“鳥男”とも交流(右端が福島さん)。写真:本人提供

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 だからこそ王国ブラジル開催の2014年大会は、最高だったという。

「やはりサッカーが盛んな国でのワールドカップは、盛り上がり方が違う。どこへ行っても新しい仲間とボールを蹴り、シュラスコやカイピリーニャも旨かった。毎日が本当に楽しかった」

 苦難との遭遇も、時が経てば楽しい想い出に変わる。

「さすがに南ア大会(2010年)は仲間4人で『絶対に離れないように』と話していました。現地では赤信号でも止まるな、と言われていたほどです。ところが空港で乗車したタクシーの運転手が、最初から車を止めてホテルに電話をして道案内を求め始める。結局、こちらが持参した『地球の歩き方』を見ながら指示をする始末でした。ヨハネスブルクの中心地は、夜になると本当に人っ子一人いない。やっぱりこういうところなんだ...と実感しました」

「ロシア大会では無料のサポーター専用列車があり、日本-セネガル戦の前には呉越同舟で48時間くらいかけて移動をしました。でもセネガルのサポーターがずっと太鼓を叩き、踊りまくっていて眠れませんでした」
 
 最初は日本代表のサポーターに近かった。だが徐々に視点がグローバルになり、バルデラマ(元コロンビア代表)やゲオルゲ・ハジを擁すルーマニアを愛し、旧ユーゴスラビアやスペインに魅了され、応援より観戦に基軸が変化してきた。

「実は94年米国大会はあまり楽しくなかったので、26年大会はメキシコのみの観戦に止めようと考えています。その次のスペイン、ポルトガル、モロッコ大会の方が絶対楽しそうですからね」

 現在55歳。実はワールドカップを最も味わい尽くしているのは観戦者なのかもしれない。実際に福島さんは、この最高の祭典とともに歩んで来た人生を一度も悔いたことはない。

取材・文●加部究(スポーツライター)

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