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[本田泰人の眼]鹿島の優勝、最大の立役者は鬼木監督だ。MVPは鈴木優磨。誰よりも勝利のために身を捧げてきた。あんなにチーム愛がある選手はいない

カテゴリ:Jリーグ

本田泰人

2025年12月08日

鹿島は第三期黄金時代を迎えるのではないか

MVPを挙げるなら優磨。俺や小笠原満男ぐらい覚悟がある選手だ。(C)SOCCER DIGEST

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 私がタイトルを取っていた頃から、優勝するための条件は変わらない。1試合1失点以下といった細かな目標数値は別として、とにかく「負けない」ことだ。特にクリーンシートへのこだわりは昔からあった。

 接戦をモノにする勝負強さは、優勝を目ざすチームに不可欠。それを最後まで貫き、柏レイソルとのデッドヒートを制したのだから、鬼木アントラーズは本当に優勝に相応しいチームだった。

 そういえば試合後、「よく頑張ったな!」とLINEしたら、「ホッとしました。来年も頑張ります!」とすぐに返してくれた。

 ジーコイズムを取り戻す難題をわずか1年で実現させた。鬼木がいるかぎり、来年も鹿島を優勝候補の筆頭として挙げる。

 ジーコイズムとは、すべてのタイトルを取ることだ。今回のタイトルをきっかけに、鬼木監督のもと、鹿島は第三期黄金時代を迎えるのではないか。
 
 ちなみに、シーズンMVPは鈴木優磨を挙げたい。

 早川友基の活躍も素晴らしい。勝点を拾うビッグセーブで何度チームを救ってくれたか。もちろんレオ・セアラの得点力がなければ、優勝を実現できなかったのも理解できる。

 しかし、足をつっても、ある意味で悪者にもなり、優磨は誰よりも鹿島の勝利のために身を捧げてきた。あんなにチーム愛がある選手はいない。

 昔で言えば、俺、小笠原満男。それくらい覚悟がある選手だ(苦笑)。

【著者プロフィール】
本田泰人(ほんだ・やすと)/1969年6月25日生まれ、福岡県出身。帝京高―本田技研―鹿島。日本代表29試合・1得点。J1通算328試合・4得点。現役時代は鹿島のキャプテンを務め、強烈なリーダーシップとハードなプレースタイルで“常勝軍団”の礎を築く。2000年の三冠など多くのタイトル獲得に貢献した。2006年の引退後は、解説者や指導者として幅広く活動中。スポーツ振興団体『FOOT FIELD JAPAN』代表。

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