前線はワールドクラスの選手が不在
一方で前線は明確な悩みを抱えている。エディンソン・カバーニやルイス・スアレスという絶対的エースが抜けた後、固定された主軸が定まらない状況が続いている。ワールドクラスと評価される選手が不在で、大手ブックメーカーなどでウルグアイの評価が控えめな理由もそこにあるだろう。
元リバプールのダルウィン・ヌニェス(アル・ヒラル)は南米予選で5得点を記録したが、本大会で明確な“軸”として起用されるかどうかは流動的だ。このポジションで新たな主役が出てくるかどうかは、ウルグアイの大会成績を左右する大きなポイントになる。
守備陣では、ロナルド・アラウホ(バルセロナ)が最終ラインを統率し、ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリー)の経験値も心強い。機動力と展開力を備える左利きのマティアス・オリベラ(ナポリ)はサイドバックとセンターバックをこなし、システム変更にも対応できる。ディフェンスラインの個の力に関してはポット1の強豪国と比べても遜色はない。
元リバプールのダルウィン・ヌニェス(アル・ヒラル)は南米予選で5得点を記録したが、本大会で明確な“軸”として起用されるかどうかは流動的だ。このポジションで新たな主役が出てくるかどうかは、ウルグアイの大会成績を左右する大きなポイントになる。
守備陣では、ロナルド・アラウホ(バルセロナ)が最終ラインを統率し、ホセ・マリア・ヒメネス(アトレティコ・マドリー)の経験値も心強い。機動力と展開力を備える左利きのマティアス・オリベラ(ナポリ)はサイドバックとセンターバックをこなし、システム変更にも対応できる。ディフェンスラインの個の力に関してはポット1の強豪国と比べても遜色はない。
11月にはW杯開催国とのテストマッチに臨み、メキシコとは0-0で引き分けたものの、アメリカ戦ではベンタンクールの退場も響き、1-5で大敗した。本番までの時間を考えれば、この時期に課題を突きつけられるのは決して悪いことではない。タレントのリソースがそこまで潤沢ではないなかで、ビエルサ監督が抽選結果も踏まえながら、どういうチョイスをして戦術的な道筋を立てていくのか。
ウルグアイは伝統と実力の両方を備えながら、現時点では“未知数”の部分が多いチームだ。中盤を軸に高いパフォーマンスを発揮できれば強豪国とも互角に戦える一方、前線の安定感や試合運びには改善の余地がある。
ビエルサのサッカーが本大会のタイミングで成熟するかどうか。その一点が、ウルグアイが再び世界の上位に食い込むか、それとも静かに大会を終えるかを分ける鍵になりそうだ。
文●河治良幸
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