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「全く納得していません」出番なしが続いた日本代表DFが指揮官に伝えた本音。試合前日に告げられた突然の“アンカー起用”で奮闘も…CL5連敗に「キツかった」【現地発】

カテゴリ:海外日本人

中田徹

2025年11月27日

「マジで『ええっ!?』みたいになりました」

 アヤックスがエクセルシオールに1−2で敗れる失態を演じてから中2日。「チームの状況から、自分に再び出番があるだろうな」と感じていた板倉だったが、戦術練習を一回もすることなくMFとしてプレーするのは、予想の斜め上を行っていた。
 
「ビックリというか。だって練習なしだったから。エクセルシオール戦に出場した選手たちは中2日でリカバリーだから、ベンフィカ戦前はちゃんとした練習が出来なかったんですよね。だからマジで『ええっ!?』みたいになりました」

 だからベンフィカ戦の前半、アンカーを務めた板倉も、その周囲の選手たちも連携を探るようにプレーしているように見えた。しかも開始早々の6分、今季のアヤックスの弱点であるセットプレーから先制点をベンフィカに許してしまった。

「モウリーニョ率いるチーム相手に1点を追う展開の試合はなかなか難しい――と感じながらプレーしてました」

 4バックのアヤックスがポゼッション時に3バックに可変した時、超攻撃的左SBヴァインダルが、CBシュタロ、バースと最終ラインを組み、板倉がMFに居残り続けるというチグハグなシーンが前半開始から散見された。しかし、やがてヴァインダルが前に出ていって、板倉が最終ラインに引く形が生まれだした。

「前半の最初は、自分が真ん中(=アンカー)に立っていることで、(相手の)フォワード2枚が気にしていて、(パスデリバリーに苦しむアヤックスのCB陣を)助けられるという思いがあった。だけど試合中、選手内で『5-4-1の方がハマる。5枚にしよう』と話をして(システムを)5バックにしたんです」

 前半終わり頃、板倉が2度続けて相手ボールを刈り取った。彼らしいプレーが出てきたところで前半終了の笛が鳴った。

「前半の途中、自分がたまに最終ラインの左や真ん中に動きながら落ちたりしてたのをテクニカルスタッフが見て『後半は(3バックシステムの)右センターバックに入ってくれ』と言われました。『自分が右センターバックに入ることでビルドアップの助けになれば』と思ってました」

 ここから板倉の能動的な守備と、視野の広いパスデリバリーが出始めた。板倉をアンカーに置くシステムに続き、ベンフィカ戦のアヤックスは板倉、シュタロ、バースのトリオで組む3バックシステムも即興で作ってしまった。

「そうです、そうです。全部ぶっつけ本番。でも日本代表でやっているので、自分は3バックシステムを違和感なくできます。サイドバックは(先発した右SBレヘールと)途中出場のモキオが中盤もできる選手だったので、彼らが中に入ってきたり可変することができました」

 こうして後半、一方的にベンフィカ陣内に押し込んだアヤックスは次々にコーナーキックを獲得したが、モウリーニョ率いるベンフィカの守備網はアヤックスになかなかシュートを打たせなかった。
 
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