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「唯一無二の存在になれるように」菅原由勢は熾烈な競争で勝ち残れるか。右サイドで尖ったストロングを示したい【日本代表】

カテゴリ:日本代表

元川悦子

2025年11月11日

「自分自身にプレッシャーをかけながら」

今季からブレーメンでプレー。ドイツの地で奮戦している。(C)Getty Images

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 一方で、今回呼ばれた19歳の佐藤も候補の1人。若く伸び盛りで、左右のウイングバックとシャドーをこなせるマルチ型で、一気に評価を上げている。所属クラブで右サイドバックを主戦場にしている菅原には佐藤ほどのユーティリティ性はない。そこは1つ、マイナスポイントと言えるかもしれない。

 ただ、森保監督も右サイドバックとしての菅原の能力は高く買っていて、9月のアメリカ戦では後半途中から4バックに移行し、彼を右サイドバックに据えている。「4枚で行くなら不可欠」と見ているのは間違いない。

 けれども、“4バックでしか使えない人材”のままではW杯行きは難しくなる。右ウイングバックとして尖ったストロングをもっと出さなければ、熾烈な競争には勝ち残れない。そこが11月シリーズの菅原に課された最重要テーマと言っていい。

「4枚でも5枚でも、チームから求められることにプラスアルファで自分が持っているものを出して、貢献していくことがすべて。あまりフォーメーションにはとらわれていません。

 攻撃の部分で自分のクロスだったりがチームの武器になれば、それに越したことはない。そこがストロングなのであれば、ピッチに立って証明しなきゃいけない。自分自身にプレッシャーをかけながらやれたらと思います」
 
 本人がこう語る通り、攻撃面ではゴールに直結するチャンスメイクやクロスの精度を前面に出すべきだ。実際、ブレーメンでは直近のヴォルフスブルク戦で好アシストを見せており、本人も自信を深めている。今は良い流れが来ているのだ。そして守備面では堂安ら他のライバルをはるかに上回る強度や1対1の強さをアピールするしかない。

 今回は伊東、望月が揃って不在の中、ガーナやボリビアを相手に「十分やれる」という仕事ぶりを見せられれば、生き残りの確率はグッと上がる。この2連戦は菅原の一挙手一投足により一層、注視していきたいものである。

取材・文●元川悦子(フリーライター)

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