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ペトロヴィッチ監督が小倉監督へ異例のアドバイス!? 「名古屋は今の順位にいるようなチームではない」

カテゴリ:Jリーグ

本田健介(サッカーダイジェスト)

2016年08月14日

狂った歯車を直すことはできるのか。

浦和に敗れ、名古屋はこれで16戦未勝利に。残留へ厳しい状況が続く。写真:茂木あきら(サッカーダイジェスト写真部

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 当の小倉監督は悔しさを噛み殺すような固い表情で会見場へと現われた。前々節からは理想を捨てたかのような守備偏重の5-4-1へとシステムを代え、その初陣となった横浜戦では、スコアレスドローで勝点1を獲得。しかし、前節の広島戦、今節の浦和戦とともに2失点して連敗を喫した。5-4-1で戦ったこの3連戦で少しでもポイントを稼ぎたかっただけに、大きな悔いが残っているのだろう。
 
「マリノスから続く3試合のなかで、ポジティブな面があったにはあったが、現状、それ以上に結果が必要ななかで負けてしまったのは非常に残念です。今日は多くのサポーターの方が来てくださったのに勝ちを見せられなくて本当に申し訳ないです」
 
 5-4-1への変更でポジティブに映ったことといえば、第2ステージは1節から5試合で10失点を喫していた守備が若干ではあるが改善傾向にある面、そして最前線に永井を配置したことで、そのスピードを活かしたカウンターという明確な攻撃の形を打ち出せた点だろう。
 
 しかし、この日の浦和戦でも守備陣は多くのピンチを迎え、攻撃陣も相手を脅かすほどのチャンスを作れたとは言い難い。クラブは守備の再建のためにストイコビッチ政権時に参謀役として働いたB・ジュロヴスキーをアシスタントコーチとして再招聘した。
 
 そのなかで小倉監督は今後、どのような指針を示すのか。ペトロヴィッチ監督が語るように個々のタレントを見れば、名古屋は降格するようなチームではないのかもしれない。だが、一度狂った歯車を直すのは並大抵のことではない。さらに今節、15位の甲府が勝利したため、残留圏に入るためには勝点4が必要となった。
 
“前を向いてポジティブに”――先輩指揮官の言葉を信じて、残り9試合を全力で戦えるのか、注目だ。

取材・文:本田健介(サッカーダイジェスト編集部)
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