「初戦はアフリカ人(の身体能力)に『ビビった』みたいなところがありました」
そのうえで、選手たちには上を見て切磋琢磨を続け、A代表の主力になって欲しいという。
「トップトップのところをいつも頭において、日本のサッカーを担う一員になるという覚悟でやってもらわなければ困る。オリンピックに出て満足するのではなく、上の選手と口に出して競争するくらいの立場だと理解してほしいですね。この世代の選手は、ゲームコントロールとか察知力はものすごく高まった。相手の心理や意図を読む癖が高まって、上手くゲームを運べるようになってきたなというところが、俺はワクワクした。戦術に対する柔軟性も高いし、みんなでやるところの協調性はものすごく高まったかなと」
ただし、日本サッカー全体が抱える課題も忘れていない。今大会で日本はナイジェリアの身体能力に面食らい、大事な初戦でまさかの5失点を喫した。この失敗を、手倉森監督は「ビビった」と分析する。
「ハッキリ言って、初戦はアフリカ人(の身体能力)に『ビビった』みたいなところがありましたからね。育成年代で言えば世界大会に出ることもひとつですが、世界大会に出るために世界と試合をしておくのも大事。近年は日本にいろんな国を呼んで、U-16世代とかも試合をするようになっていますから、それはやり続けなければいけない。あれがアフリカのスタイル、これが中南米、これがアジアだというの刷り込んでおいて、日本のなかにある柔軟性が研ぎ澄まされてくれば、いよいよ世界と対抗できるかなと、そんな感じを受けました」
日本は6大会連続で五輪出場を果たす一方、下の年代=U-20ワールドカップ出場を09年から4大会連続で逃している。そのために、対世界の経験が乏しく、五輪本番でも上手く対応できなかった、という分析は間違っていない。
この課題を日本協会はどう見るのか。来るべき2020年の東京五輪に備える意味でも、迅速な対応が求められる。
「トップトップのところをいつも頭において、日本のサッカーを担う一員になるという覚悟でやってもらわなければ困る。オリンピックに出て満足するのではなく、上の選手と口に出して競争するくらいの立場だと理解してほしいですね。この世代の選手は、ゲームコントロールとか察知力はものすごく高まった。相手の心理や意図を読む癖が高まって、上手くゲームを運べるようになってきたなというところが、俺はワクワクした。戦術に対する柔軟性も高いし、みんなでやるところの協調性はものすごく高まったかなと」
ただし、日本サッカー全体が抱える課題も忘れていない。今大会で日本はナイジェリアの身体能力に面食らい、大事な初戦でまさかの5失点を喫した。この失敗を、手倉森監督は「ビビった」と分析する。
「ハッキリ言って、初戦はアフリカ人(の身体能力)に『ビビった』みたいなところがありましたからね。育成年代で言えば世界大会に出ることもひとつですが、世界大会に出るために世界と試合をしておくのも大事。近年は日本にいろんな国を呼んで、U-16世代とかも試合をするようになっていますから、それはやり続けなければいけない。あれがアフリカのスタイル、これが中南米、これがアジアだというの刷り込んでおいて、日本のなかにある柔軟性が研ぎ澄まされてくれば、いよいよ世界と対抗できるかなと、そんな感じを受けました」
日本は6大会連続で五輪出場を果たす一方、下の年代=U-20ワールドカップ出場を09年から4大会連続で逃している。そのために、対世界の経験が乏しく、五輪本番でも上手く対応できなかった、という分析は間違っていない。
この課題を日本協会はどう見るのか。来るべき2020年の東京五輪に備える意味でも、迅速な対応が求められる。

8月10日発売号のサッカーダイジェストは、「プロフットボーラ―の育て方」を特集。自分の子どもをプロフットボーラ―に育てるなら、どんなルートがあり、どれだけの費用が必要で、またキャラクター(性格)によって育成法は異なるのか。そうした疑問にお答えする特集になっています。インタビューは、中村俊輔選手と和泉竜司選手。さらに中村憲剛選手、大谷秀和選手が子育て論も掲載。クラブダイジェストはガンバ大阪です。