[本田泰人の眼]3戦未勝利の森保ジャパン。W杯ならGS敗退だ。パラグアイ戦で再びリードを許し、残り26分。なぜそこで上田を投入しなかったのか疑問だ
カテゴリ:連載・コラム
2025年10月11日
Bチームのブラジルにコテンパンにやられたら...
上田と小川の比較のみならず、繰り返しになるが、日本はコアメンバーとそれ以外の選手のレベル差が埋まっていない。
田中碧のアピールをしたい気持ちは分かるが、ボランチなのに中央に構えず、動きすぎだ。戦術面の問題なのか、サイドバックの位置まで下がって受けていたが、あまり効果的ではない。最終ラインでボールを持たれても怖くないし、ロングパスが上手いわけでもない。
斉藤に関しては、厳しい言い方だが、プレーもフィジカルもまだ代表レベルに達していない。なぜ森保監督はこの日、彼をデビューさせたのか。かえって自信をなくす結果となったのではないか。
中村敬斗はコンディションが完璧ではない様子で、伊東のスピードも相手に対応されつつあるし、相馬勇紀、町野、藤田譲瑠チマも良さを出せなかった。瀬古はパスミスが多く、失点に関与していた。
コアメンバー以外で、パラグアイ戦で合格点を与えられる選手は佐野海舟、鈴木淳之介の2人ぐらいだ。
板倉滉、冨安健洋、伊藤洋輝、町田浩樹、高井幸大。センターバック陣に怪我人、コンディション不良の選手が相次いでいるなか、三笘薫、遠藤航も離脱している。ワールドカップに向けて徐々にチーム力を上げていかないといけないのに、チームとしての戦力がダウンしているのが問題だ。
3戦未勝利という悪い流れを断ち切りたいが、次の相手はブラジル。現時点で日本はどこまで戦えるのか。せっかくの機会なのに、ベストメンバーで戦えないのは痛恨だ。
パラグアイ戦の同日に、韓国対ブラジルが行なわれ、ブラジルが5-0で圧勝した。セレソンの顔ぶれを見ると、ヴィニシウス、エステバン、マテウス・クーニャ、ロドリゴの最強カルテットをはじめ、ベストに近いメンバーがスタメンでピッチに立った。
中3日の14日に迎える日本戦はターンオーバーで戦う可能性が高い。「ワールドカップ優勝」を目ざしているチームが、パラグアイにかろうじて引き分け、さらにBチームのブラジルにコテンパンにやられたら...南米だったら指揮官が解任されても不思議ではない。
田中碧のアピールをしたい気持ちは分かるが、ボランチなのに中央に構えず、動きすぎだ。戦術面の問題なのか、サイドバックの位置まで下がって受けていたが、あまり効果的ではない。最終ラインでボールを持たれても怖くないし、ロングパスが上手いわけでもない。
斉藤に関しては、厳しい言い方だが、プレーもフィジカルもまだ代表レベルに達していない。なぜ森保監督はこの日、彼をデビューさせたのか。かえって自信をなくす結果となったのではないか。
中村敬斗はコンディションが完璧ではない様子で、伊東のスピードも相手に対応されつつあるし、相馬勇紀、町野、藤田譲瑠チマも良さを出せなかった。瀬古はパスミスが多く、失点に関与していた。
コアメンバー以外で、パラグアイ戦で合格点を与えられる選手は佐野海舟、鈴木淳之介の2人ぐらいだ。
板倉滉、冨安健洋、伊藤洋輝、町田浩樹、高井幸大。センターバック陣に怪我人、コンディション不良の選手が相次いでいるなか、三笘薫、遠藤航も離脱している。ワールドカップに向けて徐々にチーム力を上げていかないといけないのに、チームとしての戦力がダウンしているのが問題だ。
3戦未勝利という悪い流れを断ち切りたいが、次の相手はブラジル。現時点で日本はどこまで戦えるのか。せっかくの機会なのに、ベストメンバーで戦えないのは痛恨だ。
パラグアイ戦の同日に、韓国対ブラジルが行なわれ、ブラジルが5-0で圧勝した。セレソンの顔ぶれを見ると、ヴィニシウス、エステバン、マテウス・クーニャ、ロドリゴの最強カルテットをはじめ、ベストに近いメンバーがスタメンでピッチに立った。
中3日の14日に迎える日本戦はターンオーバーで戦う可能性が高い。「ワールドカップ優勝」を目ざしているチームが、パラグアイにかろうじて引き分け、さらにBチームのブラジルにコテンパンにやられたら...南米だったら指揮官が解任されても不思議ではない。
私が監督なら、ブラジル戦は以下のメンバーで戦う。
1トップ:上田
2シャドー:南野、久保
ウイングバック:前田、堂安
ダブルボランチ:鎌田、佐野
3バック:鈴木淳、谷口、渡辺
GK:鈴木彩
ブラジルにボールを持たれるだろうから、徹底して守備を固める。ワイドの前田大然、堂安はやや引き気味にポジションを取る。5バック気味で戦い、無失点で乗り切れるかどうか。攻撃では、ショートカウンターで鎌田が絡む形でワンチャンスをモノにできるか。
ワールドカップ本番では、守備が鍵を握る。韓国は5失点で敗れた。日本はスコアレスドローに持ち込めれば御の字だ。とにかく失点ゼロを目ざす。ワールドカップでブラジルに引き分ければ、グループステージを突破できる――そんなシチュエーションがあるかもしれないのだから。
ブラジルと戦えるなんて滅多にないことだ。無駄にしないよう、アグレッシブに戦ってほしい。
1トップ:上田
2シャドー:南野、久保
ウイングバック:前田、堂安
ダブルボランチ:鎌田、佐野
3バック:鈴木淳、谷口、渡辺
GK:鈴木彩
ブラジルにボールを持たれるだろうから、徹底して守備を固める。ワイドの前田大然、堂安はやや引き気味にポジションを取る。5バック気味で戦い、無失点で乗り切れるかどうか。攻撃では、ショートカウンターで鎌田が絡む形でワンチャンスをモノにできるか。
ワールドカップ本番では、守備が鍵を握る。韓国は5失点で敗れた。日本はスコアレスドローに持ち込めれば御の字だ。とにかく失点ゼロを目ざす。ワールドカップでブラジルに引き分ければ、グループステージを突破できる――そんなシチュエーションがあるかもしれないのだから。
ブラジルと戦えるなんて滅多にないことだ。無駄にしないよう、アグレッシブに戦ってほしい。